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女優の広瀬アリスが「摂食障害」を告白 外見で見抜けない苦しみとは

女優の広瀬アリス(31)が日本テレビ系「おしゃれクリップ」で摂食障害の過去を告白した。当時について広瀬の母親は、「頭をフル回転させて帰宅するので抜け殻のようでした。ダイエットもしていたので、低カロリーでお腹を満足させるものを。毎日キツかったと思います」と振り返った。

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広瀬は「私は過食嘔吐(おうと)だった。もう食べては吐いてみたいな。どんどんおかしくなって。10代後半から20代前半ですね」と話している。

広瀬は14歳で雑誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルとしてデビューし、タレント、女優としてマルチに活躍の場を広げてきた。華々しく活躍する広瀬だが、その裏には、苦労や病との闘いがあったことも明らかになった。

そもそも摂食障害とは何なのか

そもそも摂食障害とはどのような病気なのか。早稲田メンタルクリニックの精神科医・益田裕介氏は、摂食障害は大きく分けて、神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害の3つに分類されると説明している。

神経性やせ症は、太ることへの強い恐怖や食べ物に対する恐怖感、ボディーイメージのゆがみなどが特徴だ。痩せていても自分が痩せていると認識できず、周囲から食事を勧められても、体重が増えることへの不安などから食べることを拒んでしまう場合がある。

神経性過食症は、過食を繰り返し、体重の増加を防ぐために自ら吐くなどの行動を取ることが特徴の一つ。大量に食べた後に吐く行為を繰り返すなど、食行動を自分でコントロールすることが難しくなる。

過食性障害は、食べることをやめられず、満腹になっても大量に食べ続けてしまうことが特徴だ。食べた後に強い自己嫌悪や苦痛を感じることもある。

広瀬は、自身が過食嘔吐に苦しんでいた過去を明かしている。華やかな芸能活動の裏で、摂食障害と向き合っていた時期があったことがうかがえる。

摂食障害になる背景は千差万別

摂食障害について、自分から打ち明けることは容易ではない。筆者自身も約10年前、高校生の頃に食事が取れなくなり、体重が34kgまで落ちた経験がある。もともと痩せ型だったこともあり、見た目だけでは体重の減少や心身の不調に気づかれにくかった。

外見だけでは、本人がどれほど苦しんでいるのかを判断することは難しい。周囲からはわかりにくくても、本人は深刻な悩みを抱えていることがある。

益田氏は、入院を伴わない治療では、カウンセリングと薬物療法が治療の柱になると説明している。また、摂食障害の背景にある要因を探ることも大切だと話す。家庭環境や家族関係、虐待の経験、友人関係の悩み、発達特性、知的な問題、過度な負けず嫌いなど、さまざまな要因が関係している可能性がある。こうした背景を丁寧に探り、本人が抱える生きづらさを軽減していくことが重要だという。

摂食障害は、本人が周囲に悩みを打ち明けられず、一人で抱え込んでしまうこともある。日頃から本人の様子や変化に目を向け、必要に応じて専門家への相談や適切な治療につなげることが大切だ。

文/佐藤杜美 内外タイムス

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