八王子市10代警官自殺未遂事件 発生現場の交番付近に残る未解決事件・戦争・処刑場の記憶
大型連休初日となった19日16時ごろ、東京都八王子市大和田町の交番にて、勤務中の男性巡査が頭から血を流した状態で倒れているのが発見された。
報道によると、倒れていたのは10代の男性巡査で、所持している拳銃で自殺未遂を図ったものとみられている。男性は意識不明の重体であり現在は病院へ搬送されている。
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自殺未遂事件が発生した八王子市大和田町の交番(大和田交番)は、国道20号線(甲州街道)が通る大和田橋の真横に設置されている交番である。
国道20号線は東京都中央区から新宿、八王子、山梨県甲府市から長野県塩尻市に至る国道で、交通量も多いことから事故や渋滞なども非常に多い。そのため、付近で大きな交通事故が発生した際には、この交番が警察の拠点となるようだ。
交番前は「立ち入り禁止」の黄色いテープ
筆者は事件発生翌日の9月20日の夜に事件の発生した八王子市大和田町の交番へと向かった。八王子市内では台風25号の影響で大雨が降っており、人の通行はほぼ見かけなかった一方で、自動車の交通量はいつもよりも増加していたように感じた。
事件発生から24時間以上が経過したためか、警察による現場確認はほぼ終わっており、交番内は既に無人となっていた。そして交番の前には「立ち入り禁止」の黄色いテープが張られており、「パトロール中です」という白い看板が掲げられていた。
いまだ未解決のスーパーナンペイ強盗殺人事件
この大和田交番は、交通事故以外にも重要な拠点として存在していた。それは1995年(平成7年)7月30日に同地区で発生した未解決事件「大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件」の情報収集である。
本事件は、スーパーナンペイ大和田店2階事務所内において無抵抗な女性従業員3名が拳銃で殺害された事件で、現在に至るまで犯人の逮捕はおろか、手がかりさえもわかっていない。
未解決事件に加えて、交番付近の大和田橋には多くの血の記憶が残っており「オカルト」めいたうわさ話も存在する。
大和田橋は1945年8月2日に起こった太平洋戦争の「八王子空襲」でも焼け落ちなかった橋であり、歩道には焼夷弾の跡がそのまま残されている。
また、江戸時代までさかのぼると大和田橋の近くでは「大和田刑場」という処刑場があり、現在でも「女性の幽霊を見た」という話も存在するのだ。
もちろん女性の幽霊などの話は、しょせんオカルト話なのだが、江戸時代の処刑場、太平洋戦争の記憶、そして30年以上前の未解決事件に今回の交番拳銃事件……この地には多くの血にまつわる記憶が刻まれている。







