元日ハムの杉谷拳士が「現役復帰」へ 引退後に新たな分野に挑戦するアスリートたち
元日本ハムファイターズの杉谷拳士が29日、自身のインスタグラムを更新。米の人気野球エンターテインメントチーム「サバンナ・バナナズ」からドラフト指名を受けたことを明かした。2022年に現役を引退した選手が、新たな舞台に挑戦する。
サバンナ・バナナズは、野球とエンターテインメントを融合させた競技「バナナボール」を生み出した球団だ。バナナボールには「バント禁止」「ファウルボールを観客がノーバウンドで捕ったらアウト」などユニークなルールが採用されている。杉谷は「日本の皆さんにもこの最高のエンターテインメントを届けたい。その夢を実現するために、まずは自分自身が全力で挑戦します!!」と意気込みをつづった。
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2011年から2022年まで、日本ハムの野手として活躍していた杉谷だが、引退後に別競技に挑戦した人はほかにもいる。広島や西武などでプレーした木村昇吾は、2017年に現役を引退した後、クリケットに転向。今年9月からインドのクリケットプロリーグ(IPL)に挑戦している。契約が実現すれば、日本人初の快挙となる。
プロ野球界以外にも、新たな競技への挑戦で注目を浴びた人物がいる。車いすテニスの国枝慎吾は、2023年に現役を引退した後、車いすバスケットボールに挑戦。今年7月には、公式戦デビューを果たしている。2020年の東京オリンピックで、柔道100kg級金メダリストのウルフアロンは、2026年1月より新日本プロレスのプロレスラーとして活躍している。
ただ、一つの競技を極めたプロ選手が、それまでとは別の競技に挑戦するのは簡単なことではない。野球とクリケットではルールや技術が異なり、車いすテニスと車いすバスケットボールでも、求められる動きは異なる。これまで経験したことのない分野に対応できるかが大きな課題となる。
実際、国枝は車いすバスケットボールの難しさを実感している。「Uniqlo Global Brand Ambassadors」が16日にインスタグラムに投稿した動画内で「難しいですねこのスポーツは」「全く通じてないですね」などと語っている。パラリンピックで4個の金メダル(シングルス3個、ダブルス1個)を獲得し「レジェンド」と称される国枝であっても、別競技となると大きな努力が求められそうだ。
引退後の道は、指導者や一般企業への就職だけではない。スポーツ庁も、競技外のキャリアにおいてスポーツで培った能力を発揮し活躍することは重要であると指摘している。自身の競技経験を生かし、新たな分野に挑戦することも、選択肢のひとつと言えそうだ。






