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今年の台風は平年の2倍、原因はエルニーニョ現象か スーパーエルニーニョになると台風はどうなるか

今年は台風の発生が多くなっている。平年ならば6月までの発生数は4.2個なのだが、今年はすでに8個発生していて平年の2倍のペースになっている。その原因として考えられるのが、熱帯太平洋の海面水温が通常と異なる現象、エルニーニョだ。

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エルニーニョが発生する年は海面水温が広範囲で上昇し、台風の発生が多くなることは以前から知られていた。そこで、1982~83年、1997~98年、2014~15年といったスーパーエルニーニョ年の状況から、エルニーニョ年の台風がどうなるのかを分析してみた。

まず、台風の数については、6月までの発生数は今年同様多い傾向があるが、年間の発生数、上陸数については、平年と大きな隔たりはなかった。エルニーニョが始まった年は、今年と同じように6月までの台風の発生が多いが、年間の発生数は平年との隔たりは小さく、年によってはかなり少ない年もあった。

台風の発生する海域は、通常は東経125〜135度の海域が多いのだが、スーパーエルニーニョ年は、東経150度より東の海域でも多く発生している。これは、やはり海面水温が東の方まで高くなっているためだろう。

台風の発生が東寄りならば、日本に向かって北上してくるときにも、通常より東寄りのコースを通ってくると思われるが、実際、台風が接近した地方を調べてみると、沖縄、奄美や九州は通常よりも接近が少ない一方で、四国から関東甲信にかけては通常年よりも多い傾向が見られた。

さらに、台風の強さを調べてみると、スーパーエルニーニョ年の台風は、長く暖水域を進むためか、最盛期の中心気圧が低くなるという傾向も見られた。近年は日本近海の海面水温も高くなっているため、熱帯で非常に発達した台風が、あまり衰えずにやってくるおそれもある。

今年はすでに台風が襲来して被害をもたらしているが、台風シーズンはまだこれからだ。今後、発達した台風が東日本にも接近してもおかしくない。今年の台風にはいつにも増して用心が必要だ。

文/森朗 内外タイムス

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