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ファーストディグリー、全東信の破産余波か クレジットカード決済の未払い「振込みできる状況に至っておらず」

株式会社ファーストディグリー(東京都品川区)が運営するクレジットカードの決済システム「ファーストペイメント」の加入者への未払いが続いていることが、18日までに分かった。内外タイムスの取材に、ある加入者は「5月くらいから支払いが滞り、700万円ほど未払いがある。一刻も早く支払ってもらいたい」と不安を語る。

ファーストディグリーは2010年に設立。同社が開発・提供するファーストペイメントは、高額商材や情報商材、無形商材に対応したクレジットカード決済システムとなっている。“誰でも簡単にキャッシュレス決済を導入できる”として、「購入者の与信不要で分割決済対応」「信頼できる国内決済対応」「可能性が広がる高額決済対応」などをうたっている。

実際にファーストペイメントを利用している会社社長は、「今年の4月ごろから10日くらいの支払いの遅延がたびたび起きていて、5月くらいから支払いが止まった。現在は700万から800万円ほどの未払いが溜まっている状態」と話す。最近では「8月くらいから電話もつながらなくなって、定型文のようなメールが送られてくるのみだった」と不満を漏らす。

18日付でファーストディグリー側から加入者に向けてメールが送られている。同社の藤本俊和代表取締役の名義で「加盟店様各位」宛てとなっている。

メールには「現在に至るまで、お振込みを実施できる状況には至っておらず、現時点におきましても、具体的な振込日を確定してご案内できる状況にはございません」と支払いが不可能である旨の内容が記されている。

ビットコイン経由で加入者に支払い

さらにメールでは、「弊社事務所、代表者その他弊社関係者への直接のご連絡ではなく、下記代理人弁護士宛にメールにてご連絡くださいますようお願い申し上げます」と代理人弁護士の名前とメールアドレスが記されている。

内外タイムス編集部は、今回の未払いについて担当弁護士にメールをしたところ、期限までに返事はなかった。また、品川区東五反田にあるファーストディグリーの事務所を訪ねると、受付の電話で「その件については、弁護士に問い合わせてください」と話すのみだった。

7月末には「接続先から弊社(※ファーストディグリー)への入金が行われていない旨をご案内しておりましたが、接続先から弊社への入金はBTCで行われる予定でございます」とビットコイン受領後に円転手続きを行い、加入者に支払うという説明をしている。

「ファーストペイメントの決済には店の売り上げ代が入っているので、今は自分の貯蓄を切り崩してスタッフに給与を払っている。会社の維持が大変な状況で、一刻も早くこの問題を解決してもらいたい」(同社長)と困窮した現状を嘆いている。

7月6日には、クレジットカード決済代行の全東信(大阪市)が破産した。負債額は1259億2900万円と今年最大だった。加盟店は約2万店、未払いの金額は53億円に上ると公表された。この一件を受け、銀行の締め付けもきつくなっているとの情報もある。

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