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サンリオの「VIVANT」コラボが突如中止「みんななかよく」の理念を破ったためか

29日、「ハローキティ」などのキャラクター商品で有名な「サンリオ」がTBS系で放送中のドラマ「VIVANT」のコラボレーション商品の販売を停止すると発表した。

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サンリオの公式ホームページによると、「本コラボレーションに関連するコンテンツにつきまして、サンリオの企業理念にそぐわない表現が含まれていると判断し、すべての取り組みおよび今後の展開、プロモーション活動を中止することを決定いたしました」とし、今後は「VIVANT」とサンリオキャラのコラボ商品は行わないとした。

サンリオは今年7月よりキーホルダーやTシャツなど10種程度の「VIVANT」コラボ商品を展開していた。

「サンリオの企業理念にそぐわない表現」がどのようなものなのか、具体的に明かされていないが、サンリオのホームページにおける企業理念には「みんななかよく」と書かれている。一方の「VIVANT」は現在放送中の第2シーズンにおいては暴力描写や拷問シーンなどが執ように描かれており、確かにサンリオが提唱する「みんななかよく」の理念とはかけ離れている気もする。

サンリオの創業社長である辻信太郎氏が後年受けたインタビューなどによると、辻氏は17歳のころに山梨県甲府市の生家が空襲で焼かれてしまい「戦争を起こしてはいけない」と強く感じたことが「みんななかよく」の企業理念につながったことを公言している。

また、辻氏による自伝「これがサンリオの秘密です」(扶桑社)によると、辻氏は戦後、桐生高等工業学校(現在の群馬大学理工学部)で応用化学を学び、作った人工甘味料や焼酎などを闇市で売りさばいたほか、大学時代には総合大学化反対の学生運動に学生自治会委員長として参加していた過去などを明かしている。

その後、学生運動は政治色が強くなったため引退したが、辻氏いわく学生運動に参加したことで「権力に対する反発心」「強きをくじき、弱きを助ける」といった山梨県人特有の自覚が芽生えたことなども、「みんななかよく」の理念が誕生したキッカケとなったようだ。

「VIVANT」は前出のように2023年の第1シーズンに比べて、2026年放送の第2シーズンは拷問シーンなどが多く、中国メディアがドラマ描写を「脅威論を誇張している」とし批判が巻き起こった。

サンリオも「VIVANT」がそのようなドラマになるとは思いもしなかったため、今回の「コラボ中止」という決断につながったのではないだろうか。

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