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はやぶさ2、難関フライバイ成功 小惑星「トリフネ」接近が示す“地球防衛”の可能性

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「トリフネ」へのフライバイ探査に成功したのは7月5日のことだった。はやぶさ2がトリフネに最接近したのは同日18時30分。その約5分後にJAXAは地上において、はやぶさ2の状態が正常であることを確認。あわせて、はやぶさ2が撮影・取得したトリフネの画像と各種データも公開した。

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はやぶさ2は、2014年12月にH-IIAロケット26号機によって打ち上げられ、小惑星「リュウグウ」を探査した後、20年12月、地球へリュウグウのサンプルを届けた。その後、ミッションを延長し「拡張ミッション」として探査機の運用を続け、今回トリフネのフライバイ探査に成功した。

フライバイとは超高速で小惑星に接近しながら観測する方法。トリフネは長辺約800メートル、短辺約400メートルとみられる小惑星だが、はやぶさ2は秒速約5キロの速度でトリフネの中心から約800メートルまで接近。その技術は「沖縄から北海道にある1円玉を射抜く」と例えられるほど、高い精度が必要という。

難度の高い今回のミッションの成功は、トリフネの観測だけではなく、将来、地球に衝突するおそれのある小惑星の軌道を、探査機などを衝突させて変える“プラネタリーディフェンス(地球防衛)”の技術開発にもつながるとみられている。

まるでSF映画のような話だが、実際、米国航空宇宙局(NASA)は22年には無人探査機「DART」を小惑星にぶつけ小惑星の軌道を変更することに成功。また、24年に発見された小惑星「2024YR4」は、当初は32年12月に3.1%の確率で地球に衝突する可能性があると推定され、その後の観測で可能性はなくなったが、近年、地球防衛において国際的な協力の必要性がクローズアップされている。

そんな中、今回のはやぶさ2の快挙は、将来、日本の技術力が地球防衛に大きな貢献を果たす可能性を示したといえそうだ。

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