「コーヒー2050年問題」とは ひよこ豆などで味わい再現した“代替飲料”の発売相次ぐ背景
最近、コーヒー豆を使わずにコーヒーの味わいを再現した代替コーヒー飲料の発売が相次いでいる。
ダイドードリンコは5日からコーヒー豆・香料不使用のラテ「ダイドー グッドラテ2050」を数量限定発売。コーヒーの代替原料としてひよこ豆とチコリを採用し、コーヒーらしい味わいの複雑さを再現している。
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日本コカ・コーラが9月21日に発売した「ジョージア カフェウォーター ブラック」は原材料に食物繊維、香料、カラメル色素などを使い、独自技術でコーヒーらしい香りや風味を再現。苦みや雑味を抑え、水のように飲みやすいコーヒーテイスト飲料として展開されている。
アサヒ飲料もカフェラテ風の「未来のLATTE」を年内に、ブラックコーヒー風の「未来のBLACK」を27年に発売する予定。コーヒーの代替素材でつくる飲料で、植物由来のカフェインを使用する。
なぜ今、各社が“代替コーヒー”の開発・発売を進めるのか。その背景にはまずコーヒー豆の価格高騰がある。コーヒー生豆の輸入平均単価(1kgあたり、全日本コーヒー協会)は2020年には289円だったが、25年には1010円と3倍以上に跳ね上がっている。この背景には気候変動による生産量の減少、世界的な需要の急増、円安や物流コストの上昇があるとされる。
もうひとつの要因が、いわゆる「コーヒー2050年問題」。地球温暖化がこのまま進むと、コーヒーの栽培に適した地域が現在の半分になってしまうと指摘されているのだ。
これらの要因により、コーヒー豆の価格は高止まりし、消費者は購入を避けるようになることが予想される。この危機に向けて各社はコーヒー豆不使用で、原料コストを下げた飲料を手掛け始めたというわけだ。
コーヒーを取り巻く状況はこれからも厳しそうだが、それだけに今後も新たな代替コーヒーが登場してきそうな気配だ。






