全島避難や計画をパネル紹介 市民の不安、疑問に応える 国民保護オープンハウス 市内5地区で順次開催
宮古島市は6日から、武力攻撃事態などを想定した避難計画や制度への理解を深めてもらうための「第3回国民保護住民意見交換会(オープンハウス)」を開いている。今回は平良、城辺、上野、下地、伊良部の5地区で順次開催する。国民保護法や全島避難など市民の意見を直接聴取するとともに、来年1月に控える国の重点訓練「国民保護避難救援共同実動・図上訓練」を前に、市民への制度周知と理解を促す狙いがある。
6、7の両日には下地公民館で開かれた。会場では国民保護法の枠組みや市の国民保護計画の概要に加え、現在検討が進められている全島避難の具体的な内容などがパネルで紹介されている。避難訓練の実施によって市民に過度な不安を与えないよう、あらかじめ制度の全体像を知ってもらい、訓練への理解と協力を得たい考えだ。
過去2回のオープンハウスで市民から寄せられた意見をまとめたパネルも展示された。市民からは「5万人もの住民が本当に島外へ避難できるのか」との実現性への疑問や、「避難した後の生活はどう維持されるのか」といった現実的な不安と懸念が寄せられている。さらに「避難しなくて済むような平和的な外交や政策を進めてほしい」という声も根強い。
寄せられた意見、それに対する国・県の見解は市の公式ホームページでも閲覧可能となっている。
オープンハウスは、展示パネルを自由に見学しながら待機する担当職員と個別にやり取りができる対話型の意見交換の機会。市の担当者は「特定の有事が直ちに差し迫っているわけではないが、ニュース報道などで心配されている方も多いと思う。まずは現状の計画や仕組みを知っていただくことが大切。ぜひ気軽に会場へ足を運んでほしい」と呼びかけた。
問い合わせは市防災危機管理課(72・3751)まで。
今後の日程と会場は次の通り。
▽城辺公民館=13日午後1~7時、14日午前9時~午後5時
▽伊良部公民館=27日午後1~7時、28日午前9時~午後5時
▽上野公民館=12月4日午後1~7時、5日午前9時~午後5時
▽市役所1階ロビー=12月7~9日(午前10時~正午、午後2~4時)



