チョイソコ友利線、比嘉エリア追加へ 運行車両も福祉仕様に変更 地域公共交通協
宮古島市地域公共交通協議会(会長・砂川朗副市長)の2026年度第2回協議会が5日、市役所で開かれた。23年9月から実証運行しているデマンド交通「チョイソコみやこじま友利線」の運行エリアに城辺中央クリニック、Aコープ城辺店を区域運行とする「比嘉」を新たに追加した。車両は高齢者、体の不自由な人の乗り降りの負担軽減や安全性の向上を図るため「トヨタノアXグレードHEVウェルジョイン」へ変更する。

冒頭、砂川副市長は大型クルーズ船の寄港や国際線の就航などにより増加する観光客の観光需要に対応することや市民の移動手段を確保すことは課題であるとし、「協議会は、これらの交通課題の解消に向けて議論する場である。委員の皆さんには忌憚(きたん)のない意見をお願いするとともに本市の交通課題の解消へ協力いただきたい」とあいさつした。
今回の運行エリア拡大は、市街地以外(城辺エリア)の商業施設や医療機関を利用する住民の足(移動手段)を確保することが目的。これまでの下南、上区、砂川、友利、西西、西中、西東、仲原に「比嘉」が加わった。なお、利用運賃は変更なく従来通りに据え置かれる。
車両変更については、利用者の利便性向上や安定的な運行体制確保のためにこれまでの「トヨタハイエースコミューター」から、乗降口に手すりが標準装備されたピラーレス構造の「トヨタXグレードHEVウェルジョイン」に移行。これにより、高齢者らの乗り降りの負担を減らし、安全性の向上が期待される。
停留所の追加・廃止についても議題に上がった。見直しについて事務局は「運行する中で利用する高齢者や高齢者らを支援する関係機関のヒアリングを通して追加の要望があった」と説明した。
要望に応える形で居住エリアに「友利官舎前」「城辺中央クリニック」「Aコープ城辺店」を、市街地エリアに「宮古空港バス停」「JTAドーム」の計5カ所を新設。一方で、利用者が実質ゼロなどだった「上区B」「下南A」の2カ所の停留所は廃止となった。
デマンド交通「チョイソコみやこじま友利線」は、子どもから高齢者まで利用できる地域の移動サービスで電話、スマートフォンで予約して使える。市が沖縄トヨタ自動車に委託し、宮古協栄バスが運行しており、城辺の友利、砂川、下里添、西里添に住んでいる住民が利用可能。今回の見直しにより停留所(ミーティングポイント)は居住エリアが64カ所、宮古病院やサンエーシッピングタウン宮古食品館など区域運行の市街地エリアは21カ所となっている。
このほか、大型クルーズ船寄港時に一般旅客自動車運送事業者が対応できない状況においてバス、タクシーを補完する「自家用有償運送」の継続についての議題にも合意した。



