中国海洋調査船「同済」=宮古島海保提供写真
中国海洋調査船「同済」が離脱 波照間沖EEZで無断活動 海保が警戒継続
第11管区海上保安本部は1日、波照間島南西の我が国排他的経済水域(EEZ)内で日本の事前同意を得ずにワイヤーのようなものを海中に延ばして活動していた中国の海洋調査船「同済」が、10月31日午後6時40分ごろに地理的中間線を西側へ航過し、EEZ外へ離脱したと発表した。同船は10月30日の確認以降、31日まで連日にわたり無断調査を行っており、巡視船が無線で即時中止を要求するとともに厳重な警戒監視を続けていた。
同本部によると、10月30日に波照間島南西のEEZ内で同船を確認して以降、31日にかけて舷側からワイヤー状のものを海中へ引き延ばして航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。巡視船は「我が国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と無線で繰り返し警告を行い、調査の中止を求めた。
その後も巡視船による監視と警告が続けられた結果、10月31日午後6時40分ごろに同船が地理的中間線を西側へ向けて航過したことを確認した。
沖縄周辺のEEZ内における中国海洋調査船の無断活動は、9月下旬から10月上旬にかけても「科学」が石垣島北および与那国島北西沖で活動するなど、広大な海域で中国船による無断調査が相次いでいる。



