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読書離れ深刻…小学生の不読率が5年連続上昇で10%超えも、全国の図書館数は増加の謎

今月24日から「秋の読書推進月間」が始まったが、27日、1カ月に本を1冊も読まない子どもの割合(不読率)が、小学生で25年ぶりに1割を超えたと報じられた。

全国学校図書館協議会が今年6月に実施した学校読書調査によると、小学生(小4~)の不読率は13.4%。02年から10%未満にとどまっていたが、5年連続で上昇し、今年10%を超えてしまった。中学生は24.0%、高校生は49.7%で、こちらはともに前年より若干減っている。

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では、漫画を読まない子どもはどのくらいいるのかといえば、今年初めて調査した漫画(雑誌は除く)の不読率は小学生28.2%、中学生40.2%、高校生50.8%。意外に多く、漫画すら読まない活字離れの深刻さがうかがえる。

しかし、その一方で本(雑誌や漫画除く)が「好き」「どちらかといえば好き」と答えたのは小学生76.0%、中学生66.3%、高校生69.8%もいて、本は好きだが、それ以上にスマホで動画やSNSを見たり、ゲームをするのに時間を費やす子どもが多いと推測される。

ところで近年、子どもに限らず、読書離れが叫ばれて久しい。文化庁の2023年度「国語に関する世論調査」で、16歳以上約3500人が回答したところによると、1カ月に1冊も本を読まない人は62.6%に達している。それを反映するように、全国の書店数も昨年度末で9993店と、1万店を割り込み、ピーク時(1998年度)から6割減っている(日本出版インフラセンター調べ)。

ただ、不思議なことに、全国の公立図書館は増加傾向にあるという。文部科学省の「社会教育調査」によると図書館数は24年度に全国で3400館。05年度の2979館と比べると約400館増えている。では、なぜ読書離れの逆風の中、図書館は増えるという“ねじれ現象”が起きているのだろうか。取材した全国紙記者はこう説明する。

「まず、書店が減り、地元で本を購入する手段も減った結果、無料で本を読める公共の図書館の存在感が増した。さらに近年、建てられたり、リニューアルされた図書館は本を読んだり、借りる以外に、カフェの併設、イベント開催、子育て支援など、多機能化した公共空間となり、本を読まない層も来場するようになった。そのため最近の図書館は地域活性化の拠点となるケースも多い」

確かにここ数年、各地のおしゃれな図書館のニュースを目にすることがときどきある。そんな図書館が子どもの読書体験につながればいいのだが…。

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