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「10月30日は家にいて」Xで拡散されるデマ… いったいなにが起こってる

X(旧Twitter)上で数日前から「10月30日は家にいて」「10月30日は家から出ないで」などといったデマが拡散され、騒ぎとなっている。いったいなにが起こっているのか。

問題の発端と見られているのは、自身と娘が製薬大手ファイザーで働いているとするXユーザーの投稿だ。この人物は27日、小泉進次郎防衛相の会見動画を公開した上で「これだけは一度しか言わない。10月30日は予定を全部キャンセルして、絶対に家にいて!」とつづった。

食べ物や水の備蓄要請で「巨大地震の前兆か」とパニックに 細野大臣による“呼びかけ”の真意は

動画自体は先月、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを小泉氏が報告しているもので、ユーザーもプロフィールで「個人投資家」と名乗っているだけで、ファイザーで働いているという確証もない。

しかし、この投稿をきっかけに「10月30日は家にいたほうがいいらしい」「10月30日は予定していたすべての活動を中止し、何があっても家にいてください!」などといった注意を喚起する内容の投稿がSNS上で多く上がる事態に。

そもそも“なぜ家にいなければならないのか”という当たり前の疑問すらわき起こらず、ただ根拠のないデマが急激に拡散した背景には、細野豪志防災担当大臣による備蓄の呼びかけが関係しているという指摘もある。

細野大臣は26日、フジテレビのYouTubeチャンネル「ニュース延長戦はじめます。」に出演し、11月2日に発足する「防災庁」について言及。その際、「最低限3日、できれば1週間分の食べ物、トイレや水をしっかり用意していただきたい。自分で自分を支えられる人が増えれば、本当に支援が必要な人に絞れる」と災害時における自助の大切さについて語った。

この内容について、一部ネットでは「防災庁の発足」という趣旨が抜け落ちた状態で情報が拡散。細野大臣が突然食料、水、トイレの備えを呼びかけたように感じた人が多く、ネット上では「政府も緊急要請をしてる」という文脈で広まってしまったという経緯があった。

なお、ファイザー社はもちろん日本政府も10月30日については何の警告も出していない。社会的な不安をあおるポストに、思わぬ形で防災担当大臣のデマが重なった今回の件。改めて、根拠のない言説には惑わされないことが大切だ。

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