• 全国
  • セルフレジ導入で万引き増加…「スキャン飛ばし」「重ね打ち」など悪徳手口でバレても言い訳
  • HOME
  • 全国
  • セルフレジ導入で万引き増加…「スキャン飛ばし」「重ね打ち」など悪徳手口でバレても言い訳

セルフレジ導入で万引き増加…「スキャン飛ばし」「重ね打ち」など悪徳手口でバレても言い訳

14日、お笑いトリオ「我が家」の杉山裕之が窃盗容疑で書類送検され、物議を醸した。容疑は9月15日午後、東京都目黒区内のスーパーで、ウインナーやチャーシューなど食料品7点(販売価格計1189円)を盗んだ疑い。

杉山はセルフレジでの精算時に商品のバーコードを通さずに袋に入れていたそうだが、実は近年、セルフレジが普及するにつれ、そのシステムを悪用した万引きが増加している。

書類送検の「我が家」杉山 逮捕との違いは、書類だけなら軽いのか、前科は付くのか

警察庁によると、全国の万引きの認知件数は、25年に10万5135件。コロナ禍の頃は8万件台に減少していたが、その後、増えはじめ、25年は8年ぶりに10万件を突破した。

また、全国万引犯罪防止機構の24年の調査によると、セルフレジの導入後、万引き被害が増加したと回答した企業は25%にのぼった。従来の万引きが商品を隠して持ち去るのに対し、セルフレジ万引きは商品のバーコードの読み取りをごまかすのが特徴だ。

セルフレジ万引きの手口はいくつかある。代表的なのは「スキャン飛ばし」。カゴに入れた複数の商品のうち、一部をスキャンのふりだけして、バーコードを読ませず、そのまま袋に入れて持ち帰る。似た手口として、商品を2つ以上重ねて持ち、安いほうの商品だけをスキャンする「重ね打ち」がある。

そのほか、ショッピングカートの上段の商品だけをスキャンして、下段に置いた商品をスキャンしない「カート下の商品残し」、商品のバーコードの上に、あらかじめ用意した別の安い商品のバーコードを重ねる「バーコード偽装」などがある。

セルフレジ万引きは「間違った」「会計したつもりだった」と言い訳しやすいのが増加の要因ともいわれ、逆に“うっかりミス”により未精算で商品を持ち帰った人が、それを成功体験として本当に万引きに走ってしまうケースもあるという。

万引きは窃盗罪にあたる立派な犯罪。今後セルフレジはさらに増えると思われるが、万引きもまた増えてくるのか、気になるところだ。

関連記事一覧