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簗和生農水相が交代へ 高市内閣で不祥事辞任は初 「不支持なら予算カット」発言など問題に

簗和生農林水産大臣は14日、高市早苗首相に辞表を提出した。選挙で自身を支援しなかった自治体の道路の予算をカットしたと発言、さらに支援者を無料シャトルバスで輸送するという公職選挙法違反の疑惑も発覚した。高市政権発足後に不祥事で辞任する閣僚は初めて。

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週刊文春(文藝春秋)は9月30日、簗氏と地元の支援者が集まる会合でのやり取りを取り上げた。今年5月の会合で、2月の衆議院議員選挙で自身を支持しなかった自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言したという。簗氏は、栃木県の那須烏山市と那珂川町を名指しして批判し、恫喝(どうかつ)したと報じている。

また、週刊新潮(新潮社)は10月7日、別の会合で「建設業界が自分を応援しなかった」と発言したと報道。道路工事をめぐる利益誘導につながりかねない発言だったが、簗氏は「何が問題なの? ちゃんと言ってみな」などと記者を問い詰めたという。同日、週刊文春は簗氏による「有権者買収」の疑惑を報道。2月の衆院選の公示日に行われた出陣式で、シャトルバスに支援者らを乗せて輸送していたことが判明したという。この報道を受け、簗氏は13日の衆議院予算委員会でバスによる送迎の事実を認めた。

2日に開いた会見では、予算カットをめぐる発言をおおむね認めていたが、応援しないことに対する報復行為として、国土交通省へ予算カットを働きかけたことは否定した。14日の衆議院予算委員会では、「職責を果たしていく」と述べ、引き続き業務にあたることを明言した。

当初、高市早苗首相は簗氏を「厳しく注意した」と述べた上で、「『とにかく働いて仕事で返せ』と言っております」と述べ、続投させる方針を示していた。しかし、13日には簗氏の言動について「本当にダサい」「任命責任は私にある」「(バスでの輸送について)違法性があれば躊躇(ちゅうちょ)しない」などと述べ、一転して進退の判断に含みを持たせた。

予算カットの発言以降、各野党の代表らは相次いで簗氏を批判。また、鈴木俊一幹事長、萩生田光一幹事長代行、鈴木宗男参議院議員ら自民党内からも叱責や大臣の辞任を求める声が相次いでいた。

簗氏は2012年の衆院選で自民党から出馬し初当選。2月の衆院選では栃木3区で落選したが、比例代表で復活当選し、6期目を務めている。9月17日に発足した第2次高市改造内閣で初入閣し、農水相を務めていた。

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