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「米軍の綱紀粛正、人権教育等が全く機能してない」 古謝沖縄県知事が小泉防衛相に直接申し入れ 米海兵隊員による強盗殺人事件受け

9月30日付で沖縄県知事に就任したばかりの古謝玄太知事が7日、防衛省を訪れ、小泉進次郎防衛相と面会し、米兵による強盗殺人事件をめぐる再発防止と「沖縄政策協議会」の早期開催を訴えた。

事件は米軍普天間基地所属の海兵隊員が3日、那覇市のホテルで市内に住む女性を殺害。所持品を奪ったとして強盗殺人容疑で逮捕・送検されたもので、古謝知事は小泉防衛相に対して「県はこれまで事件が起こるたびに米軍に対して再発防止を求めているものの、このような事件が再び起きたことは米軍の綱紀粛正、人権教育等が全く機能していないと言わざるを得ない」と憤りをあらわにした。

そのうえで、米軍の捜査への全面的な協力、米軍人などの綱紀粛正と再発防止を強く求め、「このような悲惨な事件が二度と起きないよう、実効性のある抜本的な対策を講じるよう強く求める」と要請した。

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また、今回の事件が沖縄県民に「大きな衝撃と不安を与えており、早急な基地負担軽減策が求められる」とし、依然として県民の所得が全国最下位の水準であることも併せ、速やかに県の諸課題について国と県が協議する「沖縄政策協議会」の早期開催も要望した。

一連の要請を受け、小泉防衛相はまず「沖縄政策協議会」について、沖縄県民が「大きな基地負担を担っていただいている。その声をしっかり受け止めて対応していきたい」と答え、次に米海兵隊による強盗殺人事件について言及。

事件で亡くなられた被害者への哀悼と遺族へのお悔やみを述べるとともに、「このような残忍で凶悪な事件が発生し、アメリカ軍人が逮捕されたことに強い憤りを覚えている。アメリカ側に対しては強く抗議したうえで、捜査への全面的な協力を求め、このような悲劇が二度と繰り返されないよう、綱紀粛正、再発防止の徹底および被害者遺族の方々への適切な対応を強く申し入れたところだ」と答えた。

さらに古謝知事が求めた、実効性のある抜本的な対策については「いかに実効性のある措置を取っていくかについて、日米間で協議を進めていきたい。古謝知事からもしっかり声を伺って、共に前に向けて動いていければいいと思う。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします」と述べた。

古謝知事はこの後、外務省で茂木敏充外相とも会談しており、茂木氏は米側と緊密に意思疎通する考えを示したほか、午後には高市早苗首相と首相官邸で面会する予定だ。

文/寉見陽平 内外タイムス

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