TBS系「ひるおび」台風中継で女性の脚を19秒撮影し炎上 焦点は「報道の公益性」か
22日に放送されたTBS系の情報番組「ひるおび」の報道映像が物議を醸している。
この日の11時35分ごろ、「ひるおび」では台風25号の影響で駅前が冠水している千葉県のJR佐倉駅から中継を行った。報道では男性レポーターが歩道まで冠水し水浸しになった駅前にカメラを向け、駅方面に向かう人々の姿をとらえていた。
そんななか、道路の奥から着ているスカートを濡らしたくないのか、腰まで衣服をたくし上げ太ももがあらわになった女性がカットイン。「ひるおび」スタッフは、その後カメラを女性の脚元に固定し、およそ19秒間にわたり、時にはズーム機能などを使って女性の脚を映し続けていたのだ。
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ネットではこの映像について「盗撮じゃないか」「災害を伝える映像にしては不適切では」といった批判の声が相次いだ。特にこの日はシルバーウィーク中ということもあり、多くの視聴者がおり、情報の拡散も早かったようだ。
だが、このような災害時における中継は多くの場合「報道の自由」が認められ、特に問題にならないことが多いようだ。
現に「BPO放送倫理・番組向上機構」が公表している資料を参照すると、「社会の正当な関心事をニュースとして報道することは報道機関の使命であり、報道の自由によって保障されている」「その放送が公益目的でなされた場合(公益性)には、放送による肖像権侵害の内容や程度そして取材と報道の手段・方法とを比較考慮して放送することの価値が高いと判断されるのであれば、申立人は静岡放送(SBS)に対して肖像権侵害を問うことはできないと考えるのである」(『放送人権委員会判断ガイド2024』より一部引用)とあり、問題としては放送された映像に「公益性」が存在するかどうかが焦点となりそうだ。
確かに「ひるおび」のカメラは女性の脚を映し続けてはいたが、「歩行が難しいほどに冠水した道路の危険性」という撮影目的であるならば、今回の「女性の脚を映し続けた映像」も公益性のある報道目的の映像となるため、モラルとしての問題はあっても盗撮および肖像権の侵害とはなり得ないようだ。
今夏は各地で自然災害が多発し、テレビ局などの報道機関は多くの地域でカメラを回していた。マスコミ各社は撮影した映像に「公益性」があるかどうかもよく考える必要がありそうだ。






