「必要なトラウマではないのか」広島の平和記念資料館「子ども向けエリア」設置に賛否
広島県広島市の「広島平和記念資料館」(原爆資料館)は2028年を目標に東館地下1階に「子ども向けエリア」を新設することを発表した。
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報道などによると、「子ども向けエリア」は被爆者の写真などの展示物に怖がってしまう子どもたちに配慮した展示となり、注意書きおよび仕切りを設置し、引き続きの観覧を選択できるようにするという。
平和記念資料館は1945年(昭和20年)8月6日に広島へ投下された原子爆弾に関する資料館で、館内には被爆者の写真や遺品や手記、高熱によって溶けた自転車などが展示されている。照明も薄暗いため、一部の入館者は展示物を見てショックを受けてしまうことも多かったという。
だが、この「子ども向けエリア」の設置に関しては「見たくない内容こそが教育につながるのでは」「実物を見ることで歴史を正しく知る事ができる」「必要なトラウマではないのか」とネットでは賛否が分かれているという。
もっとも、平和記念資料館については、以前よりショッキングな展示物は年々減少傾向にあるようだ。
かつて平和記念資料館には被爆の直後の広島市の模様をジオラマで再現した「被爆再現人形」が展示されていたが2017年(平成29年)をもって撤去されている。
この「被爆再現人形」は1973年(昭和48年)から展示されており「怖い」「一番衝撃を受けた」と多くの入館者の印象に残った展示であるが、「もっと事実関係で知らせて欲しい」という声もあり撤去されてしまった。
被爆再現人形の撤去に関しては、現在も「残しておくべきだった」という声も多く、心理教育の側面においても平和記念資料館が果たす役割は今後も議論されていくことが予想される。






