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震度7の熊本地震 避難所に入れず車中泊も…猛暑で高まる「突然死」のリスク

28日に発生した最大震度7の熊本地震。熊本県が30日に発表したところによると、地震による人的被害が120人、死者は34人にのぼっている。余震や酷暑が続く被災地では、今も停電や断水が続いているが、多くの被災者が公共施設の駐車場や自宅の敷地内で車中泊をしているという。

「高齢者や子どもがいる世帯は避難所行きをためらうケースが多い。避難所ではプライバシーをあまり保てないからです。さらに猛暑の中、停電すれば冷房は止まるし、稼働していても冷房が十分に効くとは限らない。そこでエアコンが使える車中泊を選択する被災者が多いのです。また、避難所に避難したくても、公民館や学校が被災して避難所を開設できない地域もあり、車中泊を余儀なくされるケースも多い」(災害ライター)

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実際、震度7を観測した氷川町では発生当日には屋内の避難所を開設できなかったという。電源がなかったため、猛暑の中、空調のない避難所に避難させるわけにはいかず、当日は車中泊のために小中学校のグラウンドを開放。翌日には電源車を確保して3カ所の避難所を設けたそうだ。

車中泊が多くなると、問題になってくるのがガソリン不足だ。被害が大きかった地域では、スタンド前に長蛇の列ができ、ガソリン購入額を制限したスタンドも。そのため、ガソリンを節約しようと車のエアコンをつけっぱなしとはいかず、窓を開けて暑さをしのぐ人もいるという。

また車中泊にはエコノミークラス症候群のリスクも伴う。

「狭い車内で同じ姿勢を取り続けていると、水分不足による脱水が重なることで足の血管に血栓ができ、それが血流で移動し、肺に詰まる“エコノミークラス症候群”を引き起こす危険性があります。肺に詰まるまで自覚症状がなく、突然死の恐れもあるので、持病がある人、普段から血圧が高い人などは要注意です。予防法としては、大きくない車なら車中泊するのは2人程度までにして、シートを目いっぱい倒してフラット状態で寝られるようにする、ときどき車外に出て体を動かし血流を促す、ふくらはぎを定期的にもむ、水分をこまめに補給する、弾性ストッキングを装着するなどがあります」(同)

被災地では今後も厳しい環境での避難生活が続くとみられ、健康被害を防ぐための対策が急務となっている。

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