生成AI「Claude」のチャット履歴流出 利用者側が対策する方法
生成AIサービスの「Claude」に投稿されたチャットの履歴などがインターネット上で公開され、問題になっている。25日にアメリカの掲示板利用者が発見した。チャットの履歴はGoogleの検索結果を経由する形で、誰でも閲覧できる状態になっていた。
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掲示板利用者が公開していた手法でGoogle検索を使ってみると、英語のほか、日本語、中国語、韓国語などで生成された複数のページを確認できた。中には事業計画、小説のプロット、広告マニュアルというタイトルのページも公開されていた。
今回のミスは、Claudeの利用者が「チャットの共有」という機能を使用したことが原因だ。この機能を使用するとURLが発行され、利用者以外の人にもAIとのチャットのやり取りを公開できるようになる。ただ、Claudeを提供するAnthropicも「情報を検索エンジンに載せない」という設定にするのを忘れていた。修正は25日までに行われたが、Google検索で設定が反映されるまでには時間がかかる。28日18時現在、多くのページが公開されたままになっている。
Claudeの情報流出騒動に類似した事象は、かつてライバルのChatGPTでも発生した。2025年7月、利用者のチャット履歴が、Google検索を経由してアクセスできることが判明。これにより、名前や電話番号、履歴書などが、誰でも閲覧できる状態になっていた。
ChatGPTを運営するOpenAIは5月、特定のチャットを公開できる機能を実装したと発表した。その後「検索エンジンに反映させる機能」を別途追加したが、公表はしていないという。
結果、情報や個人情報を意図せず公開してしまう人が続出し、勝手にシステムを変更したOpenAIに対して「告知なしで機能を変更するな」といった批判が相次いだ。OpenAIの経営陣の1人は謝罪をしなかったとされ、「ユーザーが誤って情報共有を行うケースが多すぎる」と説明して機能を削除した。
どちらも生成AIを提供する側の不手際で、個人情報が公開されてしまったのだが、利用者が情報流出をさせてしまうケースもある。2023年5月、韓国のサムスン電子で働く従業員が、社外秘の情報をChatGPTに投稿。当時のChatGPTは送信された内容を全て学習するよう設計されていたため、同社は情報の流出事故と位置づけた。
このような事故がきっかけになり、生成AIを提供する各事業者は、送信された情報をAIが学習することを防ぐ機能を実装した。ChatGPTでは「すべての人のためにモデルを改善する」、Geminiでは「Gemini アプリでのアクティビティをオフにする」、Claudeでは「AIモデルの改善にご協力ください」という設定を、それぞれ提供している。
だが、この中で学習させない設定を最初からオンにしているのはClaudeだけだ。情報流出を防ぐのであれば、使用している生成AIの設定をしっかり確認し、自分の身を守る必要があるだろう。






