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中国の海洋調査船「向陽紅22」 (第11菅区海保提供)

魚釣島沖で中国調査船がワイヤ投入 EEZ内、海保が事前申請なしの海洋調査中止要求

 第11管区海上保安本部によると、21日午後0時35分ごろ、東シナ海の尖閣諸島・魚釣島西北西約38海里(約70キロメートル)の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」が舷側からパイプ状のものを海中へ延ばしているのを、海上保安庁の巡視船が確認した。
 同本部によると、日本の事前同意を得ない違法な海洋科学調査行為とみられ、巡視船から同船に対し「わが国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と無線で即座に中止を要求。現場海域では巡視船が引き続いて警戒監視と中止要求を行っている。
 尖閣諸島周辺や日本のEEZ内では、6月に二度、今月も1日から3日にかけて中国の海洋調査船が事前申請や同意なしに観測機器やワイヤを海中へ投入する事案が確認されている。中国側は海洋権益の拡大や海底地形・水温データの収集を目的としているとみられ、日本政府の繰り返しの中止要請や抗議にもかかわらず、一方的な海洋調査を常態化させている。
 周辺海域では中国海警局の警備艦船による領海侵入や接続水域の長期航行も常態化しており、海上保安庁は海洋調査船による違法活動も含め、現場での警戒・監視体制を強めている。

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