【田母神俊雄のニュース・レビュー】自衛隊や日の丸は本当に悪なのか
先日、名古屋の友人から連絡があった。名古屋大学で自衛官を大学とか大学院に入学させていいのかどうか議論があったという。これについては職業差別になるからという理由で入学は可能という結論になったとか。
こんなことが最高学府で問題になること自体が日本の異常さを表しているが、昔、私が20代の頃は多くの大学で自衛官の大学院入学が拒否されていたころに比べれば状況は多少改善されている。しかし、アメリカなどの日本に対する復讐(ふくしゅう)劇であった東京裁判で、GHQが日本悪玉史観、日本軍は残虐軍を吹聴した影響が今なお残っており、日本復興の妨げになっている。
なお名古屋大学では入学式、卒業式に日本国旗を掲揚することに反対する職員などが多く、国旗掲揚も現在行われていないそうだ。
我が国では戦後GHQが、日本が正規日本軍を持てないように憲法9条を残した。また日教組を作り、その中に反日的人物を多数送り込み、子どもたちに日本は悪い国で、アメリカによって懲らしめられたのだとの思想を植え付けるようにした。
日本国民が戦争被害でこんなに苦しんでいるのは、やる必要もない戦争を始めたあの陸海軍の邪悪な軍人たちのせいなのだと宣伝をした。そして、子どもたちは次第に日の丸を先頭に前進した日本陸海軍と日の丸に嫌悪感を抱くようになっていった。
自信と誇りを持つ日本人を育てるため、日教組は廃止すべき
それらの子どもたちが成人して日本社会の中枢で活躍するようになって、自衛隊や国旗をないがしろにすることが平気で行われている。どこの国でも軍人は国民の敬意の対象であり、国旗は国民の誇りである。しかし我が国では今なお自衛官を見下したり、軍を悪者とする風潮が依然として根を張っている。日の丸なんてとんでもないというわけだ。
2026年6月15日の参議院決算委員会で、立憲民主党の古賀千景議員は「自衛隊に行く子どもたちって経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは自衛隊とかになりませんよ」と発言をした。彼女は日教組の幹部だった。
小泉進次郎防衛相から事実誤認の指摘を受け、発言を撤回し、謝罪したというが、彼女は内面では自衛隊に対しそのような認識を持っていることは間違いない。日教組とはそのような考えを持つ人たちの集団であり、彼らが子どもたちの教育に大きな影響を与えているのだ。
我が国では戦後GHQによる公職追放で大学の学長、総長にも反日主義者が充てられた。戦前の我が国の大学では、将来の我が国の指導者を養成するということに主眼が置かれ、学部にかかわらず指導者教育が共通教育だった。
それが戦後は指導者教育どころか、大学教育は反日教育に置き換えられていった。私が大学に入る60年前は、大学生になればヘルメットをかぶり、マスクで顔を隠し、のぼりとゲバ棒を持って街中を走り回る全学連の全盛時代であった。大学に行って勉強をすればするほど悪い子になっていった。
今では学生運動も下火にはなったが、我が国の学校教育の基本形態は変わっていない。我が国に自信と誇りを持つ日本人を育てるために、日教組は廃止すべきであると思う。日本の先生に組合は似合わない。
第29代航空幕僚長 田母神俊雄






