• 全国
  • 6月30日が還暦最後の日「愛されナショクラ男」になった江頭2:50
  • HOME
  • 全国
  • 6月30日が還暦最後の日「愛されナショクラ男」になった江頭2:50

6月30日が還暦最後の日「愛されナショクラ男」になった江頭2:50

お笑い芸人の江頭2:50が、7月1日に61歳を迎える。破天荒キャラで売れ続けてきた江頭は、YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」を通して老若男女に親しまれる人物へと生まれ変わっている。

江頭自身は、決してイメージを刷新したわけではない。YouTubeではAV女優とのデート企画などがたびたび行われ、サブチャンネルやメンバー限定動画などでも、テレビ局でいう「放送ギリギリ」を相変わらず攻め続けているが、そのような姿を見て失望して離れる人はいないだろう。彼の本質は何一つ変わっていない。等身大の自分をさらし続けていたら、自分を慕う人が増えた、ただそれだけのことである。

【福田淳の対談闊歩】大﨑洋(前編)底辺にいたときに目を開けたらダウンタウンがいた 同期に先を越された吉本社員と芸人の出会い

当初こそ「いい人の姿」を世間へ見せることに対し、イメージが壊れるなどと答えて抵抗していた。だが、最近の動画ではむしろその部分を前面に押し出している節もある。妊婦や子どもに優しく接する姿が好印象に受け取られたためか、大手飲食メーカーなどからのオファーもたびたび舞い込むようになっている。

「ガリガリ君」や「ガツン、とみかん」などを手がける赤城乳業は、年単位で江頭とのコラボを行っており、今年で5年目を迎えている。赤城乳業の社員はエガちゃんねるの動画内で、江頭をCMに起用してから「ガツン、とみかん」の売り上げが伸びていると明かし、今年は「ガリガリ君」に勝ちたいとも述べている。

「ガツン、とみかん」は元々江頭の好物だったので、広告が舞い込むこと自体は考えられる範囲の出来事だ。だが、江頭を広告に起用するのは赤城乳業だけではない。これまで一切つながりのなかった企業ともタイアップを果たし、商品の販売などを行っている。

アサヒビールは「EGA BEER」と題したコラボビールを昨年と今年の2度にわたって販売。ビール好きの江頭と共に開発したというコンセプトの元で展開するだけでなく、江頭に「社外取締まられ役」の肩書きを与え、コラボ色の強い販促活動を実施した。ファミリーマートとのコラボでは、カップ麺とポテトチップスを販売。2024年にはカー用品事業などを手掛けるコラントとコラボした「おひとり様用おせち」も発売された。

今月も、明治のゼリー飲料「即攻元気」のCMへの起用が発表されたが、江頭を広告に起用しているのは飲食物だけでない。オンラインゲーム運営大手のネクソンは、同社の代表作であるメイプルストーリーのCMに起用。求人サイトのギガバイトは、江頭が舞台からはける時の持ちギャグである「バイトの時間だ」を使った展開を行っている。

江頭の出身地である佐賀県も、地域の広報を目的とした動画に江頭と「ブリーフ団」を出演させており、さながら観光大使のような動きも見せている。

自身の名を冠したフェスも大成功

60歳の集大成として開催されたエガフェス2026は、主催のTBSをはじめとした関連企業が集結。サンボマスター、ダチョウ倶楽部、加護亜依、クレイジーケンバンドの横山剣らが出演した。エガフェス自体は2024年にも開催されたが、同年は台風の影響で8月15日から8月17日までの関連イベントが中止され、後に5000万円の赤字になったことを明かしている。

今年のエガフェスも、数日スケジュールがずれていれば台風6号の影響を免れなかったが、前回のような悲劇は回避された。イベントでは見切れ席の発売やU-NEXTでの配信も行われ、笑いあり涙ありのイベントは大盛況で幕を閉じた。

今年開催されたサッカー・ワールドカップでは、試合が行われた現地で日本代表を応援していた江頭。その場に居合わせた共同通信が公開した1分未満のインタビュー動画は、60万回以上再生されている。「共同通信、江頭を映しちゃダメでしょ」と語っていたが、その周りには老若男女様々なサポーターが集まっていた。嫌われ者から人気者へと変貌を遂げたその歩みとともに、今後の生き方にも注目したい。

文/池田聖人 内外タイムス編集部

関連記事一覧