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戦没者のみ霊に黙とうを捧げる遺族ら参列者 =23日、市未来創造センター

不戦、恒久平和誓う 宮古島市主催全戦没者追悼式、厳かに 参列者、遺族ら御霊に祈り 記憶の継承誓う

「2026年度宮古島市全戦没者追悼式及び平和祈念式」(主催・宮古島市、市教育委員会、市戦没者遺族会)が「慰霊の日」の23日、市未来創造センターで執り行われた。遺族や市民らが参列し、先の大戦から81年が経過する中犠牲となった3000人余の御(み)霊に手を合わせ、献花で不戦と恒久平和への誓いを新たにした。式では嘉数登市長が平和メッセージを読み上げたほか、市戦没者遺族会の川満俊夫会長の追悼のことばや平和を考える作文朗読もあった。


 式典では、参列者らが正午の時報に合わせて一分間の黙とうをささげ、深い哀悼の意を表した。
 嘉数市長は式辞で「戦後81年が経過し、戦争を体験した方々が年々少なくなる中、戦争の記憶や教訓を次の世代に確実に継承していくことは、私たちに課せられた大きな責務がある。追悼式が戦没者の犠牲の上に築かれた平和の尊さに思いを致し、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという決意を新たにする機会となることを願っている」と強調した。
 その上で「戦争のない平和な世界を願い、犠牲となられた戦没者の意思と遺族の皆さんの気持ちを心に深く刻み、市の未来を生きる子や孫たちのために平和で心豊かな郷土の創造に向けて努力を続けていきたい」とする平和メッセージを読み上げた。
 遺族会の川満会長は「先の大戦において、かけがえのない命を失われた数多くの人々と、その家族を思い、深い悲しみを新たにしている。御霊は家族の幸せを念じつつ戦禍に倒れ、尊い命を犠牲にされたことは無念であったでしょう。戦争の惨禍が再び繰り返さないことを切に願い、市民と共に戦禍に倒れた人々に対し心から哀悼の意の誠を捧(さっさ)げ世界の平和と国の一層の発展を願っている」と追悼のことばを述べた。
 このあと多和田翼さん(下地小5年)、友利虹心さん(平良中3年)、香川南琉さん(宮工3年)、伊佐心晴さん(宮工2年)の4人が登壇し、平和を考える作文を朗読。来賓の平良和彦市議会議長、県宮古事務所の小渡悟所長もあいさつした。
 戦火当時、宮古島は連日の空襲、艦砲射撃や飢え、病に苦しみながら3000人余が亡くなったという。「すべての戦没者の御霊の安らかならんことを心より祈念している」との平和メッセージ後には、みやこ少年少女合唱団が「月桃の花」「沖縄から平和のうた」の2曲を合唱し、会場全体に平和への祈りを響かせた。

市全戦没者追悼式で合唱するみやこ少年少女合唱団
式辞を述べる嘉数市長

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