女子高生転落死事件の法廷乱入事件で思い出される「仙台地裁傷害事件」
22日、北海道の旭川地方裁判所にて、2024年につり橋から落下させ17歳の女子高校生を死亡させ殺人罪などに問われている内田梨瑚被告の裁判員裁判が行われた。
内田被告には懲役27年を言い渡されたのだが、判決理由の朗読中、傍聴していた40代の男性が突然大声を発しながら法廷内に乱入。
報道などによると「この判決じゃ報われねえぞ!」「被害者家族が報われない!」と叫びながら傍聴席の前にある柵を突破したという。男性は職員に取り押さえられたが、法廷は一時中断し約45分間休廷となった。
この男性と内田被告の関係は不明だが、裁判所の出した判決に納得がいかず暴れ出したものと見られている。
今回のケースは男性が凶器らしきものを隠し持っていなかったこと、衝動的に暴れ出したことなどから幸いにも怪我人は出なかったが、今から9年前の2017年、宮城県の仙台地裁にてカッターナイフを持った人物による「法廷傷害事件」が発生したことがある。
2017年6月17日、仙台地裁にて迷惑防止条例違反の罪に問われていた男性の公判が行われた。この裁判で被告の男性には懲役1年の実刑が言い渡されたのだが、男性は「この腐った司法制度が!」と叫び出し、隠し持っていたカッターナイフを片手に逃走を図ろうとした。
男性は法廷内にいた警察官3名に取り押さえられたが、うち2名はカッターナイフで切りつけられるなどの怪我を負ってしまった。
この傷害事件は当時、大きな話題となり、この事件の後、被告や原告、傍聴人に至るまで法廷での手荷物チェックがさらに厳しくなったと伝えられている。
本来、法廷とは人生を左右する場所でもあり関係者は「厳格な秩序」を持って入廷する必要がある。
2017年の傷害事件も、今回の傍聴人による乱入行為も決して許されるものではない。


