アップル製品が半導体の価格高騰で値上げ「避けられない」、2008年、iPhone日本上陸当時の価格に驚き
アップルのティム・クックCEOは18日(日本時間)、AIブームに伴うメモリー価格の急騰を受け、iPhoneやiPadなど同社の人気製品の値上げは「避けられない」との見解を示した。
一方、具体的な値上げ幅については明らかにされていないが、アップルは今年9月にも新型の「iPhone 18」シリーズを発表するとみられる。
ウォールストリート・ジャーナル(ダウ・ジョーンズ社)によれば、調査会社の試算として現在の利益率を維持する場合、次の「iPhone Pro」の価格をおよそ270ドル、日本円でおよそ4万3000円引き上げる必要があると伝えた。
日本のスマートフォン利用者のうち、iPhoneの普及率は半数ともいわれ、世界的に主流なAndroid端末を突出する人気を誇っている。iPhoneはモデルチェンジのたびに価格が上がり、初代モデルが登場して以来、世界累計で30億台を超える出荷を記録するまでに成長。その背景には、ディスプレーの進化やカメラ性能の高度化をはじめとするハード・ソフト両面での革新的なアップデートがある。
日本で発売された初めてのiPhoneの価格は約2万円
2007年6月、米国で発売された初代iPhoneは、3.5インチスクリーン、200万画素カメラ、最大16GBストレージを搭載し、マルチタッチ操作を初めて一般ユーザーに提供。故スティーブ・ジョブズ氏はこれを「iPod、電話、インターネット通信機器の統合」と表現し、スマートフォンの新時代を切り開いた。
2008年7月、iPhone 3Gが日本で初めて発売され、通信方式の改善と「App Store」の登場により人気が急上昇。当時の価格は2万数千円ほどだったという。
iPhone 3Gには、位置情報を把握するためのGPSセンサー、3Gネットワークへの対応、そしてパフォーマンスの高速化など、重要な新機能が追加され、単なるインターネット接続可能なモバイル端末から、本格的なコンピューティング・プラットフォームへと変化を遂げた。
以降は毎年新モデルが発表され、カメラ性能、プロセッサー、ディスプレー技術、バッテリー寿命などが順次向上。そして誕生10周年を迎えた2017年、iPhone 8、8 Plusと同時に発売され、iPhone Xはほぼ全面ディスプレーの有機EL画面、顔認証機能、さらにホームボタンのないデザインを採用した初のモデルとなった。
このモデルが現在のiPhoneのデザインと操作感の基礎を築き、アップルにとって初めて1000ドル(約16万円)から始まる価格を設定したスマートフォンとなった。
昨年、iPhone 17シリーズが発売。最新モデルはAI重視のチップ、高性能カメラ、耐久性の向上、薄型化などが特徴で、iPhoneは単なる通信端末から、仕事・エンターテインメント・資産管理まで幅広く活用できるポケットサイズのコンピューターへと進化を遂げていった。
値上げは「避けられない」と言っている以上、今が買い時ではないだろうか。


