中国海洋調査船「向陽紅22」 (第11管区海上保安本部提供)

EEZ水域で無許可調査 中国海洋調査船を確認 海保が中止要求

 第11管区海上保安本部は5日、尖閣諸島・魚釣島周辺のわが国排他的経済水域(EEZ)内において、中国の海洋調査船が事前の同意を得ないまま科学的調査を実施しているのを確認したと発表した。巡視船が無線を通じて調査の中止を求めたが、当該船は応じず、海保は引き続き監視と警告を継続している。
 発表によると、同日午前11時35分ごろ、魚釣島の西北西約35海里(約65キロ)の海域において、中国海洋調査船「向陽紅22」が舷側からパイプのようなものを海中へ延ばしている状況を、当庁の巡視船が確認。わが国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められないことから、巡視船は直ちに「調査は認められない」として中止要求を実施したという。
 一方、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では同日、中国海警局の艦船4隻が航行しているのが確認された。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは172日連続となる。
 確認されたのは4隻で、いずれも機関砲のようなものを搭載している。海上保安本部は、巡視船を配備して領海に侵入しないよう警告を行うとともに、厳重な監視警戒を続けている。

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