立候補を表明し、政策について説明する木下隆政氏
=13日、沖縄県政記者クラブ
県知事選、木下氏が出馬表明 「子どもの貧困対策」最優先に 鉄道構想、農業振興も
【那覇支局】今秋予定の県知事選に、政治団体アンビシャスおきなわ代表で農業技術師の木下隆政氏(69)が13日、那覇市の県政記者クラブで会見し、無所属での立候補を表明した。木下氏は「子どもの貧困対策」を政策の柱に据え、全中学生への食事支援や県内高速鉄道の整備などを公約に掲げた。
木下氏は愛媛県生まれ、龍谷大卒。現在、国内に複数の拠点を持ち活動しているが、出馬に向け今月か来月にも住民票を那覇市小禄へ移す予定としている。
会見では、最優先課題として子どもの貧困対策を挙げ、全中学生約10万人を対象に、月2回(夏休みは月4回)の食事配布を行う制度を提案した。年間約13億円と試算する予算については、宿泊税を財源に充てる考えを示した。また、65歳以上の高齢者に対しても同様の支援を検討するという。
農業分野では、自身の技術者としての知見を活かし、小売店と連携した農産物価格の引き下げを主張。教育・スポーツ振興では、元プロ野球選手の招へいや、プロ育成枠で採用された高校生への経済的支援などを盛り込んだ。
交通政策では、糸満市から名護市を一本で結ぶ「沖縄高速鉄道」構想を提唱。「採算性の課題はあるが、工夫次第で黒字化は可能」と述べた。安全保障に関しては日米安保体制を継続しつつ、アジア諸国との友好強化を訴えた。


