線状降水帯、直前予測を開始へ 発生2~3時間前に通知 気象庁、5月下旬から

 気象庁は10日、甚大な浸水被害や土砂災害をもたらす「線状降水帯」の発生予測について、発生の2~3時間前を目標に発表する「線状降水帯直前予測」の運用を5月下旬から開始すると発表した。従来の半日前からの予測に加え、より短時間かつ詳細なエリアでの予測が可能となる。出水期を前に、早めの避難行動や防災情報の補足として活用が期待される。
 線状降水帯は、発達した積乱雲が次々と発生し、同じ場所に数時間にわたって激しい雨を降らせる現象。気象庁はこれまで、半日程度前からの呼びかけや、発生後の情報提供を行ってきたが、今回の新運用により「○○県北部」などの一次細分区域単位で、より確度の高い直前情報を「気象防災速報」として通知するという。
 発表に合わせ、同庁ホームページの「線状降水帯予測マップ」でも、危険性が高まっている領域を地図上で視覚的に表示する。この情報は自治体の避難指示などを補足する情報として位置づけられる。
 気象庁は「線状降水帯は予測が難しい現象ではあるが、直前予測を避難準備の判断材料にしてほしい」としている。

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