• HOME
  • 記事
  • 教育
  • 宮古地区の3校で歓声 合格の喜び分かち合う 県立高校入試 「15の試練」突破で笑顔
受験生や保護者らの声が響き渡った校庭 =宮古高

宮古地区の3校で歓声 合格の喜び分かち合う 県立高校入試 「15の試練」突破で笑顔

 2025年度県立高校一般入学試験の合格発表が18日、県内各校で一斉に行われた。宮古地区では宮古、宮古総合実業、宮古工業の3校でも午前9時から校内に合格者の受験番号を掲示。自分の番号を見つけた生徒は「あった」「やった」などと歓声を挙げ、共に訪れた父母や家族、友人や恩師らと「15の試練」を突破した喜びを分かち合った。本年度も合格発表は各校ホームページでも掲載された。
 このうち県立宮古高校では午前8時30分ごろから多くの受験生らが校門前に姿を見せ、発表のときを待った。午前9時、昇降口横に受験番号の記された掲示板が出されると大勢が校内に入り、一斉に自身の受験番号を探し、一瞬の沈黙の後に「やった」「あった」と番号を見つけては抱き合って喜び、記念写真を撮り合うなど校庭には歓喜の声が響き渡った。
 喜びで涙を見せる生徒や自分の番号をスマートフォンなどで撮影する姿、家族や知人に連絡する保護者、それぞれが合格の喜びをかみしめ、入学案内などを受け取り4月からの高校生活に胸を躍らせていた。
 長男の合格を共に確認した50代父親は「無事合格できたので応援していた親戚の皆にも良い報告ができる」と安心した様子で笑顔を見せた。
 県立高校は一般入学や推薦などを含めて全日制・定時制に計1万2580人が合格。うち、特色選抜が2540人、一般選抜が9760人、特別募集が6人。特別支援学校高等部には345人が合格した。
 合格者数が定員に満たない43校94学科で2次募集を実施する。2次募集の定員は全日制1965人、定時制216人で計2181人。そのうち、▽宮古高=普通科13人、文理探究科17人▽宮古工業高=自動車機械システム科19人、電気情報27人、生活情報25人▽宮総実高=生物生産科15人、食と環境科・環境クリエイトコース12人、海洋科学科21人、商業科3人、生活福祉科1人―がそれぞれ募集定員となっている。
 出願は出身中学校を通じて申し込み、19と21の両日の午前9時~午後4時に受け付ける。初回志願状況を21日午後10時ごろ県教委ホームページに掲載し、面接などは26日。合格発表は28日午前9時、各校のホームページなどで行う。

関連記事一覧