市政継続か刷新か有権者審判 市長選 4候補が最後の訴え
第6回宮古島市長選挙はきょう19日、投票が行われ、午後9時から即日開票され、有権者の審判が下される。当落が判明するのは午後11時ごろの見通し。「市政刷新か継続か」を最大の焦点にした今市長選は6人が立候補した。各候補者ともに物価高騰、住居不足対策を焦点に政策を掲げ、継続による経済発展を掲げる現職に対し、新人ほか候補者が刷新を訴える激しい戦いを展開した。18日は各陣営が打ち上げに臨み、候補者が最後の訴えを行うとともに、支持者らが「勝利」への気勢を上げ、7日間の運動を締めくくった。
■下地明和候補
希望と活力に満ちた宮古島へ
出馬を決意した頃は島内で知名度が低いこともあり、支持者のみなさまが私の名前を友人や親戚に紹介していただきここまで来れた。みなさまの活動のおかげで、以前は手を振り返してくれる人が1割程度だったが、今は8割ほどの人が反応してくれているのを感じる。きょうまで一緒に戦ってくれた方には本当に感謝している。
8つの政策と5つのプロジェクトを掲げ、この選挙戦を戦ってきた。市民が潤い、生き生きと暮らせるよう、市民の生活向上を第一に考え、掲げた政策を全て成功させ、必ずや宮古島を希望と活力のある島へと変えていく。
そして、8つの政策だけでなく、経済情勢の変化に伴った市民の生活向上に努め、誰もが住みやすい宮古島の運営をしていきたい。あすの投票箱が閉まるまで、1人でも2人でもさらに声をかけていただき、当選をつかみ取りたい。
■座喜味一幸候補
刷新した市政を継続
出馬の意思を示してからの結集力、大きな盛り上がりを持って戦っていただいた。短期戦で体制が整えられるか心配もあったが、4年前に刷新した市政を継続してほしいとの思いを感じた。
4年間でこれまでの政治、企業とのしがらみ、利権のしがらみは解きほぐされている。(今後も)利権にからまないという思いを継続していきたい。所得10%アップも間違いなくできると確信している。これからも市民の所得を確実に上げる。自然を守り、お年寄りを守り心豊かな宮古島を次世代につないでいきたい。
皆さんには手弁当で選挙運動してくれた。熱い思いを受けてクリーンな市政を継承していきたい。この選挙戦負けるはずがない。当選の2文字が見えてきている。あと1期4年座喜味一幸におまかせ下さい。間違いのない市政の方向を具体的に示したい。
■前里光健候補
日本一こころ豊かな島へ
日本一、心豊かな島づくりを訴えたきた。経済的な豊かさ、必要なものがそろっている豊かさ、自然や伝統文化が残っている豊かさ、健康である豊かさ、人と人とがつながれる心の豊かさが宮古島らしさであると思っている。そんな中で、物価高騰に悩む一次産業への支援を行い苦境を乗り越え儲かる一次産業支援、医療体制を強化し市民の命を守る、家賃支援など子育て支援の強化、派遣費用の拡大、DX推進課の設置、行財政改革、提案型・伴走型行政への変革、水問題を解決し需要に応えるなど多くの政策を訴えてきた。訴えるだけでなく、文字通り各地域を走り回って一人ひとりの顔を見ながらあいさつをして回ってきた。宮古島の市民の可能性は無限大だ。この市長選は次世代へつなぐチャンスである。前里光健が地域に貢献し、宮古に貢献してみせる。そして、これから共に宮古島を描いていこう。
■嘉数登候補
「市民が真ん中」9つの政策
期間中、昼夜を問わず本当にありがとうございました。選挙は不安と希望を錯綜(さくそう)して日々いろんな思いとの戦いだ。その中で、皆さんに支えられてここまで来た。皆さまの支えはもちろん、いろいろな地域を回りながら、車から手を振っていただき、直接声をかけていただいた。それが一番の力となった。
課題多い宮古島市の未来へ嘉数登が市長の責務として掲げた「市民が真ん中」の9つの政策から明るく豊かな宮古島市の未来へ向け、信頼、情熱、行動力を訴え、それを出馬表明からきょうまでともに戦い支えてきてくれた皆さん、この7日の間、街頭で嘉数登の言葉に耳を傾け手を振ってくれた皆さんにお礼がしたいがきょうは開票まで待ってほしい。ふたが開くまでは分かりません。きょうまでの選挙運動、それから、市民からの応援に対し、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。