加持さんが怒りのメカニズムを説き、民児委員らのコミュニケーション能力向上を図った =市未来創造センター内多目的ホール

怒りと上手に付き合う 民児委員研修会 加持さんがメカニズム解説

 2024年度宮古地区民生委員・児童委員協議会の研修会(市社会福祉協議会主催)が25日、未来創造センターにて開催された。アンガーマネジメントをテーマに、アンガーマネジメントコンサルタントの加持岳志さんが講師を務め、多良間村からも含めた合計50人が参加した。
 民児委員は地域での支援活動を進める上で、コミュニケーションが重要であり、多様化する価値観の中での怒りのコントロールが注目されている。
 本研修会では、怒りの感情と上手に付き合う方法や、民児委員に求められる役割、関係機関との連携・協働の在り方について考察する機会として開催された。
 市社協の友利徹則地域福祉課長は、「怒りのメカニズムを学び、思いやりのあるコミュニケーションを図れる機会」と研修会の意義を強調した。
 加持さんは「怒りは自分や相手、チームや職場にとって良い結果をもたらすか、長期的に考えることが大切」と述べ、怒りのポジティブな側面とその管理の重要性を強調した。
 また、市民児委員協議会の砂川美枝子会長は、福祉の向上に向けて感情コントロールの重要性を訴えた。
 参加者は5人ずつの10グループに分かれ、市社協職員の進行のもと、怒りのデメリットとメリットについて話し合い、怒りのコントロール方法について深めた理解を目指した。

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