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辺土名代表の説明を聞く坂本農林水産大臣(左から2人目)ら =平良狩俣

坂本農林水産大臣「スマート農業」など評価 宮古島の現状、課題視察 サトウキビほ場、堆肥施設

 坂本哲志農林水産大臣が6日に来島し、農事組合法人「豊農産」(辺土名忠志代表)のサトウキビ生産ほ場、S&Kみやこ島(瀧澤篤代表)が指定管理している宮古島市資源リサイクルセンターなどを視察した。スマート農業、リサイクル農業を視察した坂本大臣は高齢化が進むなかでの機械化やスマート農業の先進を高く評価した。堆肥による循環型農業の取り組みも評価し、「指定管理の経営がうまくいけば全国的な横の展開もできるのではないか」と話した。視察には西銘恒三郎衆議院議員も同行した。

市資源リサイクルセンターで説明を聞く坂本農林水産大臣(左)ら=上野野原


 豊農産では、ドローンによる農薬散布や全自動植え付け機のサトウキビ苗の植付状況を視察した。
 辺土名代表は農家の高齢化が進んでいる中での機械化の重要性を強調。女性のオペレーターが操作したドローンによるサトウキビへの散布や苗の植付を見た坂本大臣は「スマート農業」の可能性を感じとっていた。
 辺土名代表は「積極的に質問があり、農業に対しての深い理解があることを感じた。飼料の高騰化などは自助努力では難しいところもあり、(買い換え時期の)ハーベスターは高いので国からの助成をお願いしたい」と話した。ドローンのオペレーターの女性は「労力もかからず短時間で撒くことができる」とメリットを強調した。
 上野野原の市資源リサイクルセンターでは、瀧澤代表が家畜糞尿等堆肥化施設や下水汚濁堆肥化施設・製品処理施設などを案内。牛糞や鶏糞、剪定枝(チップ化)、バガス、生ゴミ(事業系)の有機物リサイクルなどについて説明した。
 ハウス栽培実証施設では堆肥でアスパラガスを栽培していることも説明。その前に栽培した大麦は収穫後にオリオンビールに提供したということで、副原料に宮古島産大麦を使用したビールが発売されたことも紹介した。
 坂本大臣は、視察目的に「国会で食料農業農村基本法の改正案が成立した。来年に向けて基本計画を作っていくための参考にしたいとモデル的な循環型農業などに力を入れている宮古島を選んだ」と話した。
 視察の感想については「豊農産ではスマート化、無人化、女性、外国人も含めてコスト低減化を図りながらもデーターに基づいて収量をうまく挙げている」と話した。
 市資源リサイクルセンターの指定管理には「市がやりたいことを受けた指定管理が軌道に乗せ、経営に見合うような運営をしていくかだが話を聞いた限りはうまくいっている。これがうまくいけば全国的な横の展開もできるのではないか」との印象を語った。
 座喜味一幸市長は「宮古島の現状、課題をしっかり見ていただいた。畜産のエサ、資材の価格高騰にも理解していただき予算の確保も対応すると話した。(視察は)今後の意見交換のきっかけになった」と話した。

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