「宮古横丁」プレ盛大に祝う アートアベニュー 関係者らテープカット きょう午後5時から開業
平良西里のホテルアートアベニュー1階にきょう開業を迎える飲食施設「宮古横丁」(通称・ミヤヨコ)のオープニングセレモニーが19日夕開催された。多数の関係者が集まり、テープカットが行われるなどして同施設の開業を盛大に祝った。通常は午後2時から開店する店舗もあるが、きょうのみ午後5時から全7店舗が開店となる。夜の宮古島を彩る新名所として、観光客だけでなく地域住民にも新たな交流の場を提供する。詳細は「宮古横丁」でウェブ検索。
ミヤヨコは「宮古島を盛り上げる」をコンセプトに、全体面積は約360平方㍍で7店舗を展開し、総収容者数200人の屋台村。全国各地から人気店7店舗が集まり、屋内のため天候に左右される心配もない。
セレモニーには多数の関係者や招待客が招かれ、関係者らによるテープカットが行われ新施設の開業を祝福した。主催者の藤澤雅義代表(アートアベニュー社)は「私はもともと横丁が大好きでいつか宮古島で屋台村ができればと思っていたが、きょうスタートできたことに感謝している」と述べ、「宮古島の新たな観光スポットとしてつくらせていただいた。今後は皆さまに『宮古横丁』を愛していただけたら幸い」とあいさつした。
宮古島商工会議所の根路銘康文会頭は「宮古島の商材を使った7店舗の横丁ができ、観光客だけではなく、地元の人が毎日来れるようにもっとこの場所が盛り上がれば」と願い、祝辞を贈った。
同セレモニーでは、護得久栄昇(ごえく・えいしょう)のパフォーマンスやエイサー演舞などが披露され、関係者や招待客らには全店舗のメニューが試食として提供された。
ミヤヨコには、地元食材を生かした多様な料理店が軒を連ね、▽島の旨いをそろう店「んみゃーち」▽おばんざいと創作料理「琉球番菜」▽宮古風お好み焼きの「宮古きっちん」▽沖縄料理とお酒「宮古島ハイサイ酒場」▽琉球炉端と沖縄料理の「ぶんぶん」▽タイの屋台料理が楽しめる「プラローマ」▽特産品を使った韓国料理の「サイサイ」―の7店舗で多国籍な味覚が楽しめる。
「宮古島ハイサイ酒場」の河島虎次郎店長は「お客さまとの交流を大事にし、またここに来れば安心して落ち着ける場所として心がけ、邁(まい)進していきたい」と話した。
営業時間は午前0時までだが、店舗により異なる。宮古横丁プロジェクトマネージャーの倉林響さんによるとホテル前と漲水御嶽前に計50台の駐車場を用意しているが、ホテル宿泊客優先とのこと。