新型コロナ20日、2日間で市24人
【那覇支局】県は20日、宮古島市で新たに12人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。19日は12人。2日間で24人。累計は9506人。多良間村は3日連続のゼロ。累計88人。県内では新たに422人が確認された。19日は1012人。2日間で1434人。累計23万9291人。新たに2人の死亡と3例のクラスター(感染者集団)も報告された。
県は20日、ゲノム解析の結果を発表し、221検体の中から感染力が従来のオミクロン株より1・40倍高いBA・5株に4検体が感染していると発表した。BA・5株の感染が確認されるのは県内初めてとなる。4人はいずれも中部保健所管内の20代から60代の男女。その内、2人は家族だが、県は市中感染の可能性があると指摘。今後も感染者は増えると分析しているが、従来の対策を踏襲するとしている。BA・5株は東京都など4都県で確認されている。
20日の市内患者は10歳未満から60代の男女。前週同曜日から11人減少した。年代別では10歳未満、50代の各3人が最多。30代、60代の各2人が続く。職業別では無職、サービス業の各2人が最多。公務員、小学生、保育士、施設職員の各1人。確認中は4人。県外在住者は2日間で3人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は324・03人。
宮古地区の入院中3人、宮古病院3人(軽症3人)。病床使用率は4・5%。宿泊施設療養中14人、自宅療養中188人、入院調整中30人。
県内の新規感染者は前週の同じ曜日を71人下回った。年代別では10歳未満の85人が最多。県基準の重症者は2人。死亡したのは那覇市の70代男性と浦添市の90代女性。累計は482人。クラスターは4月から5月に那覇市と北部保健所管内の2つの社会福祉施設で3例発生し、合わせて56人が集団感染した。累計690例。