市民意見を広く募集中 中心街地活性化基本計画に 26日必着、書面のみ受け付け
宮古島市では中心市街地を活性化するために自主的・自立的な取り組みを推進するための基本的な計画「中心市街地活性化基本計画」の策定作業を進めており、このほど策定した構想案に関する市民からの意見(パブリックコメント)を広く募集している。基本構想案の閲覧は市ホームページ、市役所3階の都市計画課。募集期間は26日必着。応募資格は市内に住所を有する人、事務所・事業所を有する人、法人その他団体。問い合わせ先は市都市計画課(73・4585)。
市では同基本計画の内閣総理大臣認定を目指し手続きを進めている。計画期間は2024年4月から事業の効果が現れると見込む29年3月までの5年とし、28年度を目標年次としている。
中心市街地は平良西里の漲水御嶽を起源にマクラム通りを中心に官庁施設が建設され、戦前までに市場通り、西里大通り、下里通りなどの商業系の土地利用の基礎が築かれたエリア。平良港、宮古空港を連携する位置で周辺には行政機能の集積するエリア、都市型リゾートを形成するエリアがある。
22年9月28日から10月14日には同基本計画策定のためのアンケート調査を行い、その際に中心市街地に対する市民の来訪状況(頻度、交通手段、滞在時間および目的)や普段よく訪れる買い物先、印象、理想の将来像、必要と思われる取り組みを把握し、「中心市街地での滞在時間の短さ」「買い物の魅力への高いニーズ」などが明らかとなった。発送数2千通、うち回収807通(回収率40・4%=参考値)。
また、23年7月5日には▽計画についての意見提出▽事業の実施および調整▽関係者相互の意見および情報の交換▽調査研究の実施▽活性化に寄与する活動の企画および実施に係る協議―を行うことを目的に「宮古島市中心市街地活性化協議会」を設立している。
活性化の目標としては「高揚感と活気のあるまち」を目指す都市像に挙げ、「ひと、まち、みなとから『にぎわいつなぐまちづくり』」とし、①中心市街地とみなとまちの連携による満足度の高い交流機会の提供②訪れやすく、多彩なサービスを心地よく楽しめる商業空間の形成③誰もが住みやすく、安全・快適で利便性の高い居住環境の整備―を基本方針としている。
意見の提出方法は郵送(〒906・8501 宮古島市平良西里1140)、ファクス(73・1081)、電子メール(kt.kikaku@city.miyakojima.lg.jp)もしくは市役所3階・同課へ持参。
意見用紙はダウンロードまたは閲覧場所で配布している。