マンゴー・パイン全国へ ゆうパック出荷始まる
日本郵便宮古郵便局(井上和之局長)の宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式が8日、平良西里の同局駐車場で行われた。郵便局職員や生産農家、運送事業者ら関係者がリレー形式で今期の初荷をトラックに積み込み、期間中の安全輸送と順調な販売を願った。昨年と同じ約2万5千個の引受を予測しており、7月にピークを迎える。宮古地区だけでなく県内全ての郵便局にカタログやチラシを置いて販売促進に努めていく。
出発式は午前10時から行われ、井上局長が「夏本番を迎えるとともに宮古島を代表する果実マンゴーとパインのゆうパック取扱いがスタートする。南国宮古島から豊かな自然と生産者が一つひとつ丹精を込めて育てたマンゴーとパインを全国の皆さんへ届け、多くの人が笑顔で喜んでもらえることを期待している。今年も品質管理を保持するため関係者と連携を図り、安全安心な配送を行いたい」とあいさつ。
来賓として座喜味一幸市長(代読・嘉数登副市長)が「マンゴーは宮古島を代表する夏の味覚の王様としてブランドを確立するとともに、市場から高い評価を得ている。パインは農家戸数や生産量も年々増加し、新たな戦略品目として成長を期待している。郵便局の販売促進により、さらなる知名度アップと消費拡大につながると確信している」と激励した。
マンゴー生産農家の辺土名忠志さんが「農家の努力と南国の太陽を浴びて非常に良いものに仕上がっている。これを食べた全国の皆さんが宮古島産は甘いだけでなく『うまい』と満足してもらえれば。マンゴーやパインが縁で宮古に観光に訪れてほしい。出荷式を開催してくれた皆さんに感謝したい」と述べた。
引き続き生産農家や郵便局職員、航空会社、運送業者、行政関係者らが箱詰めされたマンゴーとパインをリレー形式で手渡して、トラックに積み込み、拍手で出発を見送っていた。
パイン生産農家の吉本光吉さんは「去年の長雨の影響で実はやや小さいが、その後は持ち直して糖度は平年並以上。7月から本格的に出荷できる。宮古島を思い浮かべながら皆さん笑顔でパインを食べてほしい」と話した。