がんずうマラソン開催 3年ぶりで大勢が参加
第7回東平安名崎がんずうマラソン(主催・城辺地区地域づくり協議会)が15日、東平安名崎公園をゴールに4つのコースで行われた。3年ぶりの開催に県内外から過去最多670人の申込があり、大勢が出場。参加者たちは寒気の影響による強風にも負けず、ランニングやウォーキングなどそれぞれマイペースで楽しみながら東平安名崎を目指していた。
最長21㌔のAコースは午前9時に砂川小学校校庭、10㌔のBコースは城辺陸上競技場、5㌔のCコースは保良公民館跡地、2㌔のDコースは東平安名崎入口をそれぞれ午前10時にスタートした。寒気のため風が強く気温も低くなったが、家族や仲間と自分たちのペースで楽しみながら走っていた。この日は平安名埼灯台も無料開放され、走り終えた参加者たちは灯台からの景色を眺めた。
初出場でAコース1位となった久保田淳也さん(46・上野)は「想定以上に風が強かった。後半ペースが落ちると思ったので温存しながら走り、自分の思った通りのタイムで走れた」と振り返り、「すごく楽しく走れた。いろんな人から応援があったので楽に走れた」と感想を述べた。
子どもや孫と6人でDコースに参加した友利京子さん(54・城辺)は「家族で思い出を作ろうと思い参加した。小さな子どもに合わせて走れるアットホームな大会。来年はもっと多くの家族で参加して盛り上げたい」と話していた。
今回はコースの6カ所に各自治会による給水所が設置され、城東中の生徒も参加して出場者をサポートした。このうち海宝館前を担当した保良自治会の仲間寛安さん(73)は「交通量の多い場所なので走路員と分担して安全を第一に心掛けた」と述べ、3年ぶりの開催に「地域の一大行事。参加者にも地域住民にとっても再開できて良かった」と話した。
同協議会の中村康明会長は県内外からの参加に感謝し「皆さん明るくて雨をものともせず、元気に走っている姿に感動した。今回は基本的に民間の力だけで開催した第1回目。成果も反省も踏まえて来年につなげたい。これを次世代に引き継ぐことの大切さも感じている」と話していた。