「黒糖の日」をPRする砂川所長
=下地島空港
「黒糖の日」下地島空港で多良間産PR
10日の「黒糖の日」を前に、県宮古農林水産振興センター(砂川喜信所長)は9日、多良間村(伊良皆光夫村長)、宮古製糖(渡久山和夫社長)と合同で多良間島産黒糖のキャンペーンを下地島空港到着口付近で行った。空港でのPRは2年ぶりで、同空港では初めて。砂川所長らは到着客らにパンフレットや黒糖のサンプルを手渡し、多良間産の特徴である「エコな黒糖」をPRした。
イベントでは黒糖サンプルのほか県産黒糖の特徴、黒糖の製法などを紹介したパネルが展示され、空港利用者らはサンプルを受け取り、パネルに興味深そうに見入っていた。
イベント担当者によると、多良間島では島内の全キビ農家が県から「エコファーマ―」の認定を受けており、化学肥料や化学合成農薬の使用を低減した環境への負荷が少ない黒糖を特徴としているという。
砂川所長は「多良間島の黒糖生産量は県内でも屈指だが、コロナ禍以降は観光客の減少で黒糖を使用する土産品の出荷量が減り、加えてこの2年の豊作もあり黒糖の在庫が増えている状況」と現状を話す。
そのうえで、砂川所長は「黒糖は生で食べるだけでなくコーヒーなどに入れてもおいしい。ぜひとも食べて頂き、島の産業を後押ししてほしい」と呼びかけた。