農水大臣賞を受賞した(左から)下地健治さんとはるな号、息子の貴哉さんとのぞみ号 =糸満市の南部家畜市

砂川さんが農水大臣賞 「大臣賞は目標だった」

 【那覇支局】県内全域から優秀な黒毛和牛の品質を審査する第48回県畜産共進会(主催・同協議会)の種畜部門・肉用牛の部が8日、糸満市の南部家畜市場で開かれた。宮古島市の砂川健治さん=下地字入江=の「はるな」、「のぞみ」が最高賞となる農林水産大臣賞を受賞した。
 農水大臣賞は各区分の優秀賞第1席を受賞した畜産家の牛から選ばれ、砂川さんは高等登録群で優秀賞の第1席に選ばれていた。砂川さんは農水大臣賞の他に全国和牛登録協会長賞、県農業協同組合理事長賞、県家畜改良協会長賞、県家畜人工授精師協会長賞も受賞した。
 結果を受けて、砂川さんは「共進会では大臣賞を取るのを目標にしており、24年目で初めて受賞できた。技術面では変わったことはしていないが、牛を動かさない訓練を毎日やってきた。1週間前倒しで沖縄本島に連れて来たことで準備できたことも要因だと思う。今後は後輩たちにアドバイスをして、宮古の技術向上につなげていきたい」と話した。
 高等登録群では宮古島市の上地美優桜さんの「はるふく」、「みく」も優秀賞第2席に選ばれた。同区分は国内が産地で月齢42カ月以上の高等登録牛と県内が産地で月齢14カ月以上の娘牛の黒毛和牛が対象となっている。
 結果は次の通り(敬称略)。
【高等登録群】▽第1席「はるな」、「のぞみ」砂川健治(宮古島市)▽第2席「はるふく」、「みく」上地美優桜(同)▽第3席「なつみ」、「なつな」前門真秀(糸満市)▽第4席「ひさゆり3」、「ふくひさ」山城博光、前門真秀(糸満市)

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