日米共同統合演習車両搬入・移動に抗議 平良港で住民らと警察道路上対峙 「訓練するな
陸上自衛隊と米軍による日米共同統合演習「キーン・ソード」2日目の20日、平良港では演習に使用する車両の車両の港外移動を巡り、搬入・移動に抗議する市民団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」のメンバーらと、安全確保や通行円滑化を図る市および警察らが道路上で激しく対峙した。メンバーらは車両の前に立ちはだかり、「日米共同演習反対」「電子戦車両の搬入撤回」などの声を上げた。市職員らは移動の協力を求めたが応じないメンバーらに警察は「道路上で立ちふさがる行為は危険。今すぐ道を開けてください」と呼び掛け、3回の警告のあと警察官数人で一人ずつを抱えて歩道に移動させるなどして排除した。

平良港では大型船から車両が降ろされ、上野野原の陸上自衛隊宮古島駐屯地に移動するために港を出ようとした際、メンバーらが車両の進行方向に立ちふさがった。
参加者らは「戦争に向かうような訓練をするな」「弾薬庫もミサイル基地もいらない」などと拳を突き上げて抗議。特に今回搬入されたとされる電子戦車両には「住民の命と暮らしを脅かす危険な兵器」「電磁波による健康被害や生活への影響について、防衛省も宮古島市も事前調査や安全対策を一切行っていない」と強く反発し、自らの抗議行動には「妨害ではなく、命を守るための正当防衛であり、表現の自由や正当な抵抗権の行使」と主張した。
これに対し警察は「ここは車両が通行する道路であり、立ちふさがる行為は大変危険」「港湾施設における正当な作業を妨害している」と警告し、一般車両や作業用のトラックを安全に通すため歩道などの安全な場所へ移動するよう繰り返し呼びかけた。
並行線のなか午前11時半ごろから警告が始まり、3回目の際に「警告に従わない場合は部隊をもって排除します」と告げてメンバーら全員を歩道に移動させた。
抗議行動は演習が始まった19日には陸上自衛隊宮古島駐屯地前で行われた。
同演習は19日から29日までの日程で予定されており、宮古空港や平良港、陸上自衛隊宮古島駐屯地などが使用されている。主な訓練内容は日米共同調整所の開設・運営をはじめ、部隊や装備品・物資の輸送・展開訓練、さらには統合電子波作戦訓練などが含まれるという。



