金井喜久子さんの音楽を伝える知念さん(右)、友利さん
=26日、サンエー宮古島シティ
金井喜久子の功績、人柄伝える 生誕120年オペラPR 実行委がミニ演奏会
宮古島市出身で日本人女性初の交響曲作曲家として知られる金井喜久子さんの偉大な功績や人柄を伝える「金井喜久子ミニコンサート」が26日、サンエー宮古島シティで開かれた。ソプラノ歌手の知念利津子さん、友利あつ子さんと宮古島混声合唱団が出演し、金井さんが手がけた「ハイビスカス」や「博愛記念碑賛歌」などを情感豊かに披露。買い物を訪れた市民らが足を止め、郷土が生んだ偉大な音楽家の美しいメロディーに耳を傾けた。


ミニコンサートは金井喜久子プロジェクト実行委員会が主催。12月27日に那覇文化芸術劇場なはーとで上演予定の生誕120年記念オペラ「沖縄物語」の周知を兼ねて実施された。フリーアナウンサーの宮城さつきさんが進行を務めた。
金井さんは、1972年の沖縄本土復帰記念式典で演奏された「祝典序曲『飛翔』」や、マーロン・ブランド主演映画「八月十五夜の茶屋」(56年公開)の音楽を手掛けるなど音楽史に輝く功績を残した。だが結婚に伴う改姓などで、その名が広く知られない時期もあったが、その偉大な功績や人柄を広く伝えるために2022年に有志によって同プロジェクトが発足した。
出身地のミニコンサートでは初めに、宮古島混声合唱団がドイツ商船救助から150年を迎えるエピソードに寄せ、金井さんが作曲した「博愛記念碑讃歌」を披露。また、母校(県立第一高等女学校)の後輩たちへ向け、平和への祈りを込めた「ひめゆりの塔」も歌い上げた。
続いて棚原俊平さんのピアノ演奏で知念さんが首里の坂道に咲く花に着想を得た「ハイビスカス」、ソプラノの友利さんが沖縄民謡の「白雲節」を題材にした「愛の歌」を豊かに表現し、会場を魅了した。



