
8月1日からデマンド交通拡大 沖縄トヨタ 「友利線」から市内全域に
沖縄トヨタ自動車(本社:浦添市、野原朝昌代表)は、宮古島市からの委託を受けて運行しているデマンド型乗合交通サービス「チョイソコみやこじま友利線」が1日から会員対象エリアを市内全域に拡大し、本格運行を開始したと発表した。これまで「友利線」の沿線地域(城辺字西里添、字下里添、字砂川、字友利)に限定されていたが、今後は宮古島市内に居住するすべての市民が対象となることでさらに利便性の向上、帰省需要の高まりが見込まれる。

同サービスは市の委託事業により2023年9月に運行を開始。地域の公共交通空白地帯を補完する目的で導入され、高齢者の移動支援や免許返納後の交通手段確保、また地域内移動の利便性向上を図ってきた。
今回のエリア拡大により、より多くの市民が安全・安心な移動手段を得られる体制が整った。
運行形態は従来と変わらず、事前に登録した会員が希望の停留所から目的地まで乗り合いで移動する方式となっている。
車両は12人乗りのハイエースコミューターで、停留所は市内81カ所(うち市街地19カ所、居住地62カ所)に及ぶ。これまでは60カ所(市街地14カ所、城辺地域46カ所)だった。
運行時間は平日午前9時30分から午後6時30分で、日曜と年末年始は運休。利用料金は、同一エリア内で大人200円、小児・高齢者・障がい者等は100円でエリアをまたぐ場合は倍額となり、決済は現金、または定期券および回数券。
利用には会員登録が必要で、インターネットであれば即日、郵送の場合は1週間程度かかる。会員登録は、市福祉調整課、宮古協栄バス、または専用ウェブサイトから可能だ。
沖縄トヨタ自動車では、対象の拡大により、移動手段の選択肢を広げ、市民生活の質の向上に貢献したいとしている。
問い合わせはチョイソココールセンター(098・901・7659)まで。インターネットは24時間対応しており、乗車希望日の2週間前から30分前まで受付可能ちとなっている。