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ごみ拾いで環境学習した伊良部島小の児童ら =真謝海岸

児童が学ぶ海ごみの真実 国際的なごみ問題に向き合う SAMCOが結の橋学園と海岸清掃

 下地島エアポートマネジメント(SAMCO)主催の「みやこ下地島空港ターミナル開業6周年」を記念した海岸清掃と環境学習が3日、真謝海岸で行われた。伊良部島小中学校(結の橋学園)4年生の児童らが砂浜に漂着したペットボトルや空き缶、発泡スチロールなどのごみを拾い集めた。また、海の環境ネットワークのメンバーによる指導で「海にごみがあると何がいけないのか」などを考えた児童らはラベルが付いたペットボトルの国別調査では、黒潮に流されたごみが強風によって漂着していることなども学んだ。

ターミナル直営土産店の1年間のレジ袋の売上金の目録を受け取る春川さん(右)


 この日は児童らと空港関係者が参加。同団体事務局長の春川京子さんははじめに児童らを4つのグループごとに分け、「海にごみがあると何がいけないのか」を考えさせた。
 児童からは「魚がプラスチックなどのごみを食べて亡くなる」「きれいな海が汚れる」「船のプロペラが壊れる」などとの意見が出た。
 春川さんはまた、海から陸に上がる際に網に引っ掛かり命を落とした亀や(伊良部島で)コウノトリのくちばしにリングが挟まった写真を見せながら「生き物にとってごみは脅威となる」と強調した。
 砂浜の清掃では可燃、ペットボトル(ラベル付き)、缶、ビン、ブイなどの分別で行われ、児童らは砂浜いっぱいに漂着したごみ約100袋を拾い集めた。
 そのうち、前泊琴羽さんは「散らばっている程度と思っていたが見渡す限りごみしかなかった。生き物が食べて亡くなるので、これからもごみ拾いをしていきたい」と話した。
 ペットボトルの国別調査では中国語表記のものが多かった。これについて春川さんは地図を見せながら「(宮古島近くを)流れている幅100㍍の黒潮で南から流れてきたごみが北風や東風によって押し流されている」と説明した。
 さらにハワイでの調査では日本から漂着したごみが多かったと述べ、調べる場所によって結果が違うことも解説し、「海で拾ったごみの70%が陸で捨てたごみと言われている。毎日の生活でごみを出さない、減らすことでごみの量はかなり減る。家の周りも気にして機会があったらごみを拾ってほしい」と呼び掛けた。

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