「二十歳を祝う会」の参加者らは祝福を受けた =5日、JTAドーム宮古島

「十人十色」華やかな門出 盛大に二十歳を祝う会 節目に感謝、決意

 2025年宮古島市の「二十歳を祝う会」が5日、JTAドーム宮古島で行われ、450人の門出を祝った。会場には平良、城辺、上野、下地、伊良部の参加者が袴と振袖などで参加し華やかな雰囲気に包まれた。座喜味一幸市長は「それぞれが歩まれている道は『十人十色』であるが、これからも自身の道を力強く歩み続け近い将来、宮古島市の発展に携わってほしい」と期待を込めた。新成人を代表して上里洸敬さん、川満敬斗さん、國吉彩羽さんが二十歳の決意を述べた。
 祝う会の進行は友利瑞希さんと狩俣美咲さんが務めた。アトラクションでは風の神太鼓の創作エイサーが披露され、みやこ少年少女合唱団とともに参加者は市歌斉唱した。
 前泊直子教育長職務代理者は開会のことばで「20歳の祈念すべき節目を迎えた皆さんをお祝いしたい」と述べ、代表による決意発表やそれぞれの誓いを胸に社会人に仲間入りした今後の歩みに期待を込めた。
 座喜味市長は「宮古島市政20周年の節目を迎えた新年の幕開けとともに人生の大きな節目である20歳を迎えたみなさんを心より祝いたい。これまでの20年間は、それぞれの目標や夢実現に向かって努力と挑戦を重ねたと思う。(この間には)コロナ感染の影響で学業などでは困難な状況を経験したが、コロナ禍を乗り越えた仲間との絆は生涯にわたる大切な財産となっている。きょうは絆を再確認し心温まるひと時を過ごしていただきたい」と呼び掛けた。
 市議会の平良敏夫議長が祝辞を述べ、玉城デニー知事や西銘恒三郎衆議院議員、島尻安伊子衆議院議員からのメッセージも読み上げられた。
 二十歳の決意発表した國吉さんは「きょうを迎えることができたのは苦楽を共にしてきたかけがえのない友人、熱心に相談してくれた先生、成長を温かく見守ってくれた地域の方々、深い愛情で育ててくれた両親や家族の支えがあったおかげ」と感謝した。
 今後に向けては「これまでの努力や経験、支え合った友達や家族の存在、たくさんの思い出の積もった20年は支えになってくれると信じている。そして宮古島で育ったことに誇りを持ち将来は宮古島に貢献できる社会人になりたい」と述べた。

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