2・3月のコロナワクチン3回目集団接種スケジュール (全てモデルナを使用)

コロナワクチン 市の3回目接種率25%

宮古島市では18日現在、1万3841人の市民が新型コロナワクチンの3回目接種を終えており、全人口(5万5577人)に対し24・9%の接種率となっている。年代別では70代と80代が60%を超えており、市は3回目接種が順調に進んでいるとしている。19日からは旧町村部会場で集団接種が始まるほか、3月は主に市役所を会場に実施する。ファイザー製の供給が限られているため、全ての会場でモデルナ製を使用する予定となっている。

宮古島市のワクチン3回目年代別接種率

 首相官邸ホームページによると同日現在、全国の3回目接種率は12.6%となっており、市は約2倍のスピードで接種が進んでいることになる。2月中旬までに接種券が送付された3回目対象者は2万7292人で、うち50.71%が接種を終えている。
 下地睦子ワクチン対策室長は「市民の理解と個別接種を行う民間医療機関の協力で、3回目接種は順調に進んでいる。宮古島市の強みは個別接種がとても多いことで、関係者の協力に感謝している」と話した。市は3回目を促進するため、伊良部地区の高齢者施設を訪問しての接種も行った。
 個別接種ではファイザー製が使用されている影響か、特に高齢者で個別を選択するケースが多いという。集団接種は当初予約が低調だったが、満員になり当日受け付けに行列ができる日もあるなど、モデルナ製に対する抵抗感は薄まってきていると見られる。
 19日は伊良部佐良浜、23日は城辺、24日は狩俣と平良市街地以外での集団接種も始まる。3月のスケジュールも新たに発表されたが、市役所での平日夜間実施が中心となっている。
 3回目が順調なスタートを切った一方、1.2回目の接種率が伸び悩んだままという課題もある。市の全人口に対する接種率(18日現在)は、1回目が72.1%で2回目が71.3%となっており、同日の全国値(1回目80.2%、2回目79.0%)をそれぞれ8%ほど下回っている。3回目も同様に伸び悩み全国を下回ることが懸念される。
 市の1回目接種率を年代別に見ると、50代以上は全年代で80%を上回っているものの、30代と40代は7割台、10代と20代は6割台にとどまっている。3回目も同じく若年層になるほど接種率が低い。

関連記事一覧