会員一丸で生産拡大へ 野菜・果樹生産出荷連絡協総会 販売計画に9億5千万円 新会長に下地堅士郎氏
JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(上地宏明会長)の第22回定期総会が2日、JAおきなわ宮古地区本部2階大ホールで行われた。2023年度事業報告・収支決算、24年度事業計画・収支予算など議案を審議し、原案通り承認した。23年度実績は出荷量が1723㌧(計画比71%)、販売額は8億700万円(同比85%)となった。24年度は会員一丸となって生産拡大に向けた取り組みを強化し、販売高計画は9億5000万円とした。役員の選任もあり、新会長に下地堅士朗氏が選出された。
23年度事業報告では、露地品目のカボチャが長期に渡る干ばつの影響を受け、かん水作業に追われる生産農家が多く見られたと説明。一方、オクラは台風襲来の影響もあったが順調に数量を伸ばし4期連続で100㌧を超え、販売額は1億4000万円となった。
施設品目は曇天・低温などの気象的影響が大きく、出荷時期及び出荷量が不安定な状況が生じた。販売はゴーヤーを皮切りに価格は前年より高値で比較的安定した販売価格で推移した。
24年度事業計画は、会員同士の連携を密にし、生産技術の向上や「安全・安心な農産物づくり」への活動を積極的に行うとした。主な品目の計画数量と金額はカボチャが400㌧で1億6000万円、ゴーヤーが924㌧で3億6980万円、とうがんが600㌧で1億3465万6000円、インゲンが70㌧で7000万円などとなっている。
優績農家の表彰者は次の通り。
【販売額総合の部】①増田充宏②砂川勝彦③長間直美【品目別販売額の部】カボチャ=①宮国辰彦②来間吉明③前川義和▽ゴーヤー=①砂川勝彦②増田充宏③友利勝昌▽とうがん=①仲宗根稔②玉寄正希③上地博信▽マンゴー=①仲間野江子②国仲常夫③下地恵子
【特別表彰の部(花と食のフェスティバル入賞者)】野菜品評会部門金賞=川満幸一(カボチャ)、砂川勝彦(ゴーヤー)、砂川博昭(とうがん)▽同銀賞=来間正博(ゴーヤー)、津波古昌誠(ゴーヤー)、友利博明(とうがん)、野崎雅(インゲン)▽同銅賞=池間秀憲(とうがん)、池間義光(ゴーヤー)、村吉順栄(カボチャ)、下地健一(かぼちゃ)