表彰を受ける農産物年間表彰の受賞者ら =JAおきなわ宮古地区本部2階・大ホール

あたらす市場売上高6億9169万円 生産者大会で23年度実績報告 3個人3団体も表彰

 JAおきなわが運営するファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」の第19回生産者大会(主催・同市場出荷協議会)が31日、JAおきなわ宮古地区本部2階大ホールで開かれ、2023年度期の販売実績などが示された。売上高は6億9169万円で前年度比116%となった。そのほか、大会では24年度事業計画などを決定。「地産地消」の推進を図るとともに、「安全・安心・新鮮」な農産物を提供する直売所づくりを掲げた。
 開式の言葉の後、同協議会の砂川裕喜会長は「日頃より素晴らしい品をそろえていだいている皆さまのおかげで販売計画を大きく上回る実績を残すことができた。来年迎える20周年へ向けて皆さまとともに成長を続けたい」とあいさつの言葉を述べた。
 さらにあたらす市場が今後も成長していくために必要なこととして▽安心・安全・新鮮に対する意識を高めていくこと▽農産物の付加価値を高めていくこと▽人員不足の解決―などを生産者らに求めた。
 23年度の事業実績報告では店舗目標額6億5千万円に対し売上高6億9169万円を達成。年間来店客数も36万994人と前年対比で2万3508人の増加となり、売上額、来店客数ともに前年度を大きく上回ったと発表。コロナ禍が明け観光需要が戻り、台風被害が少なく天候に恵まれていたことなどを要因に挙げた。
 分類別での農産物販売状況について、農産物の出荷量は順調に増えトマト、島らっきょう、にんにくの売上が著しく伸び、野菜で売上高1億6千2百万円、計画対比110%となった。
 果樹類は計画対比127%の実績。マンゴー、パパイヤ(果実)、メロン、パッションフルーツなどの販売が伸び前年実績を上回る売上高1億9百万となった。
 このほか、平安名盛正県宮古農林水産振興センター長、石川博幸市農林水産部長が来賓あいさつし、県農業協同組合常務理事の砂川卓之さんが激励の言葉を述べ大会を締めくくった。
 また、大会に合わせ販売金額の部で生産者3人と3団体をそれぞれ表彰した。
 表彰されたのは次の皆さん。
 (敬称略)
【農産物年間表彰】=①ドーティリン②下地浩③新垣和則
【加工品年間表彰】=①スモークフーズ(宮平武尚)②ティダヌファ③丸西青果
 24年度の同協議会役員は次の通り。
 (敬称略)
▽会長=砂川裕喜▽副会長=伊志嶺薫、小西裕明▽運営委員=宮平浩幸、久保弘美、田村快▽監事=長浜和彦、重田康行

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