街頭検査を行う参加者たち =伊良部カントリーパーク駐車場

日常点検で安全運転指導 宮古運輸事務所 街頭検査で違法車両撲滅へ

 沖縄総合事務局宮古運輸事務所(友利英樹所長)は17日、伊良部カントリーパーク駐車場で街頭検査を実施した。日常的に自動車を点検して整備不良がないかなど安全に運転してもらおうと灯火類が正常に作動するか、車検切れはないかなどを確認。今回は可搬式「ナンバー自動読み取り装置」も使用して行われた。
 検査には同運輸事務所、総合事務局運輸部、宮古島警察署、自動車技術総合機構宮古事務所、軽自動車検査協会沖縄事務所宮古分室、県自動車整備振興会宮古支部などから16人が参加。同事務局は毎年度6度の街頭検査を定期的に行っている。
 現場では昼下がりの伊良部国仲線を走行する自動車を警察官が誘導し、ライトやウインカーなど灯火類は正しく点灯するか、着色フィルムの違法な貼付の有無なども点検した。
 車両計22(うち軽四輪11)台を検査した結果、整備不良等車両は6(同4)台、無車検車両は0台だった。整備不良の内訳は灯火類不点灯6(同4)件、リアバンパー不適合1件だった。
 同事務所の新里和広運輸企画専門官は街頭検査について「昨今の宮古島内は観光客も増え、レンタカーも増えており、無事故無違反の意識を高めたい」と述べ、「島内での違法車両も目立つと聞く。本来は違法車両排除が目的だが、車両点検の意識も高めたい。自動車の日常点検を行う意識づけにしたい」と話した。
 可搬式「ナンバー自動読み取り装置」とは、通貨車両のナンバープレートをカメラで撮影し、その画像からナンバープレートの文字情報を抽出した上でその情報をあらかじめ登録しておいた無車検データベースと照合。無車検車両の場合は通知される仕組みとなっている。

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