各界代表らが新春の集いを祝い鏡開きを行った =ホテルアトールエメラルド宮古島

新春の集いで市発展祈願 「大きな飛躍を確信」

 宮古島市の2024年「新春の集い」が4日、市内下里のホテルで行われた。行政や経済界などから大勢が参加し、交流を深めるとともに市民生活の向上、市の発展を祈念した。座喜味一幸市長は「100㌔ワイドーマラソン、トライアスロン大会、産業まつりなどのイベントを含めて目に見える形で大きな飛躍があると確信している」と述べた。24年は「ステージアップの年」とも位置づけ、そのためには「スキルを上げていくことが大変重要である」と経済界などさまざまな事業所の人材育成も強調した。

2024年の飛躍、市の発展を祈願して乾杯が行われた


 新春の集いは、島袋本流紫豊の会と前里博美琉舞練場の「かぎやで風」で幕開けした。嘉数登副市長の開会のことばの後、みやこ少年少女合唱団が宮古島市歌を斉唱した。
 座喜味市長は、まず昨年に触れ「コロナ明けで多くのイベントが開催された。観光入客数も増え、皆さま方の力添えで経済は回復している」と述べた。
 24年については「100㌔ワイドーマラソン、トライアスロン大会、大学駅伝、ロックフェスティバル、産業まつりなどのイベントが開催される。これらのイベントを含めて目に見える形で大きな飛躍があると確信している」と強調。また「スポーツアイランド、エコアイランドや歴史文化、自然の豊かさを含めた持続的な観光地として発展する」と期待した。
 新総合体育館の建設や旧庁舎の活用が本格的に始まることも紹介し、「クルーズ船で降りた皆さんは旧庁舎で楽しい時間が過ごせる」と述べた。
 自身にも触れ、「就任3年、2024年は集大成の年になる」と述べ、総決算となる4年目の行政運営に意欲を示した。
 市議会の平良敏夫議長(代読・長崎富夫副議長)は、昨年について「4年ぶりにトライアスロンが開催された。5月にはコロナウィルス感染症への対応が緩和され多くの分野で活動が回復した」と振り返った。24年は「いよいよ本市の懸案事業の一つであるし尿処理施設の工事が始まる。施設の完成は市民生活の安心と向上に直結することなので一日も早い完成を望んでいる」と述べた。
 このあとたる酒鏡開きがあり、宮古島商工会議所の根路銘康文会頭が乾杯の音頭を取った。根路銘会頭は「物価高騰などいろんな問題があるが、今年は変化というキーワードで(宮古の)地域が変化するだろうと考えている。変化を達成するためには商工会議所もサポートするので皆さま方の協力が必要。大きく変化して成長するように、皆さま方のご健勝ご健闘を祈念して乾杯をささげる」と述べた。

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